クライアント・リスト放映中

日曜、可能なときは観る『クライアント・リスト』。秋スタートのアメリカンドラマは『アンダー・ザ・ドーム』人気高いけどこっちもなかなか。



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タジン鍋のグラタン

タジン鍋レシピが何故か再び流行り気味?なので大変つまらないメニューなんだけどアップしてみる。
ほぼ毎日こんなもの食べてる。ひとり用のタジン鍋。少量の水とニンニクと唐辛子を火にかけ、玉葱や茄子や南瓜など加熱したい野菜と、水煮トマトやオリーブの実やアンチョビなどを入れて蓋する。その間に高野豆腐を水に戻しサイコロ状に切って、ペンネとかマカロニとかのショートパスタと共に投入。
パスタは茹でておかない。そのまま。蓋してしばらくしたら溶けるチーズを乗せ、トースターへ移動。蓋をとって焦がす。
生野菜と黒胡椒、オリーブオイルとバルサミコ酢をかけて出来上がり。超簡単。今日は畑で採れたハーブとオクラも入ってる。
日によってサバ缶や鮭の中骨缶を入れたり、卵をトースターで焦がす前に落としたりする。トマトの代わりに豆乳にするとホワイトソースみたいなグラタンになる。
外さない方がいいのはニンニクと、南瓜かサツマイモかレーズンなどの甘味もの。味気なくなるのを防げる。塩気はオリーブの実と少量のアンチョビと溶けるチーズのなんだけど、野菜のコクが作用して塩は足さなくて大丈夫。やり方次第で減塩は可能。
バルサミコは合う。豆乳の場合、酢は分離するのでやめた方がいいかも。オイルは最後にかけるのみなのでいいやつを使うとおいしい。



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晴天

台風が去って晴れた。私は傘を置き忘れた程度の被害のみ。
今日は目標は立てない。日曜だから。
公園の腹筋運動用ベンチからの眺め。風に木が揺れている。



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舌にキノコが生えた 7

 「これ、私のワンちゃんのケン!よろしくね」と恵比寿駅の改札出たとこで紹介された。菜摘とは少し前に待ち合わせしていて、アトレをぶらぶらしながら作戦会議をした。
 「ど、どうも・・・」と小声で吃るワンちゃんのケンは白くてぶよぶよした巨体のオッサンだった。地方から出張で来るときに菜摘とプレイするそうだ。サイズの合ってないネズミ色の背広にキオスクで買いました?って感じのネクタイをしてる。変な銀の丸眼鏡までしてるのは冗談かと思った。こいつはワンちゃんとかケンとかいうより、村役場って感じだ。
 日比谷線口の方面に数件のホテルがあって、そこを目指して歩く。ピンヒールをカツカツ鳴らして歩く身長155cmの菜摘の後を、巨体のオッサンがゆらゆら付いていく様子は、なかなかシュールだ。あたしはふたりを眺めながら歩く。
 ホテルで部屋を選んでたら突然従業員が銀色のドアから顔を出し「定員は二名様です」と言われた。するとワンちゃん村役場は「ひ、ひとりは見ているだけなんですぅ!するのは二人ですぅ!」と言う。こいつはアホか。ていうか誰と誰がプレイして誰が見てるってんだよ。あたしが恥ずかしいじゃん。「とりあえず出ましょう」と菜摘と村役場を引っ張って外に出る。
 「きっとこの辺はどこも断られるよ。追加料金払うとか、交渉してもいいけど面倒臭くない?いっそあそこでいいんじゃない?」と提案する。ふたりは知らなさそうなのでタクシーで案内する。「狸穴坂下った辺りで」と運転手さんに言えば、どこへ行くかわかってしまうようなものだ。六本木のそこはその手の人種にご用達なホテルだから複数で入れる。受付の女性も黒服に蝶ネクタイの従業員さんも慣れている。
 気に入ってる部屋は満員だった。あまり好きじゃない岩窟王の部屋に入る。ここは天井も壁も岩っぽくボコボコしてる。あたしはベッドの上に立ってお客さんを踏む際に、頭をその岩にぶつけ血を滲ませた記憶があって好きじゃないのだ。
 三人でやるのはマヌケだった。この場合は菜摘が仕切るべきなのだが、あまり手順がよくなくて素人臭かった。ワンちゃん村役場は気の弱いマゾだと聞いていたが、あたしから見たらただのエゴマゾだった。アレもコレもしたいと思ってる癖に、口に出すのが恥ずかしいか面倒だかの理由でずっと無言。アレとかコレだって大したイマジネーションも感じられないのような、ごく普通な性行為なのだ。イチャイチャするのを嫌がらない女を金で求めているだけだ。リアルな奥さんとか恋人とかコミュニケーションの必要な関係では、そういうわけにはいかないのだろう。あたしたちは貰えるものが貰えれば全然構わないのだけど、男性のこうした気弱さというか傲慢さを垣間見ると世を諦めたみたいな境地になる。
 ワンちゃん村役場を駅で見送ってから菜摘と少し飲みに行った。最近は青森の実家に帰ってお見合いをしたらしい。相手も東京で仕事してるひとだからこっちでも会う予定だと言ってた。気に入ったのかどうかは不明だが、まあ適当な感じなのか繋げておきたい感じだった。そうだよね、年取るからね、不安だよね、みたいな話に落ち着けて彼女とは別れ帰宅した。
 家について鏡を見た。舌のキノコの成長具合を確認する。ばらばらに伸びている。眉毛を切る用の小型挟みでちょっと切ってみた。エノキタケみたいなのがぽろぽろ落ちる。ああ、あたしもどうなっちゃうんだろうなと少し沈んだ気分になる。
 落ちたキノコを片付けなきゃと充電式掃除機を取りに行った。薄暗い部屋の床を掃除しようとしたとき、異様なものを見た。親指サイズの変なものが床にいる。屈んで目を凝らすと、それは人型をしている。皺くちゃの老人顔をした微細なもので白い三角帽子を被り緑色っぽい服を着てる。そいつがあたしの舌から落ちたキノコを腕いっぱいに抱えていた。
 「何見てんだよ。捨てるんなら貰ってもいいだろ」とその皺くちゃな小人は高い声で喋った。




 ※これは完全なるフィクションです。
 



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