ザ・ストーン・ローゼス・メイド・オブ・ストーン

これはザ・ストーン・ローゼスを讃える伝記ではない。成功したロックバンドのリアルな行く末に見えた。
96年の解散から15年後の2011年10月18日から再び始まった活動を最も近くで記録したドキュメンタリーである。ファンである証拠の品(レコードやTシャツなどのグッズ)を持参するひとを早いもの順に招待したフリーライブ。会社を休んできた中年男性や子供連れの女性、リアルタイムではないがはまってる若者など、ファンの顔をたくさん撮っている。
その後、ワールドツアー途中のアムステルダムでドラマーのレニがアンコールを蹴って帰ってしまう。PAのモニターが調子が良くなくて、ライブ中から機嫌が悪かったようだ。「みんな聞いてくれ。ドラマーが帰っちまった。ライブは終わりだ。あいつはくそだ。文句は俺に言ってくれ」とステージの真ん中で言うイアン・ブラウン。
監督はシェイン・メドウズ。彼らの音楽に人生を支えられたファンのひとりだ。
エンドロールはちょっとしたプレゼント。日本びいきのバンドらしい演出。
10月19日より順序公開。



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デッドマン・ダウン

『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』はデヴィド・フィンチャー版よりオリジナルの方が好み。ニールス・アルデン・オプレヴ監督の方。 
垢抜けなさがとてもよかった。ノオミ・ラパスという素晴らしい俳優に出会えたことも大きい。
そしてまたそのコンビの作品がやってくる。今度はニールス・アルデン・オプレヴにとってハリウッドデビューでもある。『デッドマン・ダウン』、とてもよかった。暗黒感たっぷり。なにをやっても器用なコリン・ファレルや、フランス人のおばさん役ならこの人って感じのイザベル・ユペールまで揃えた国際色豊かなキャスティング。コリン・ファレルはアイルランド出身だし、ノオミ・ラパスはスウェーデン、ドミニク・クーパーはイギリス、監督はデンマーク。テレンス・ハワードが出てきてやっとアメリカらしい感じがしてくる。
孤独なひとたちの復讐劇。そんな印象を持った。『ドラゴン・タトゥー』と同質の匂いがある。誰にも漏らさず長年隠してる怒りのような。ノオミ・ラパスは可愛らしかった。華やかな服を着て、どこか楽しそう。たとえ顔半分に無惨な傷跡があっても。
心の救済をするセカンドチャンスはきっと誰にでも用意されているんだ。不思議な浄化作用を持つ狂気のサスペンスだった。
10月26日からロードショー。

フレンチトースト

朝から病院の付き添い。
待ち時間が長い。とても長い。
外来棟にあるエクセシオールでフレンチトースト食べる。


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