今月の山田ルキ子

こんにちは。
CUT5月号発売中です!

私の連載映画コラム『小さなスクリーンの中で生きていたい』は97回目です。

取り上げたのはガイ・リッチー監督の『ジェントルメン』と奇才ハーモニー・コリン作品『ビーチ・バム まじめに不真面目』のニ作品。
どちらも私の大好きなマシュー・マコノヒーが主演してます。
なんとも贅沢なマコノヒー祭り!
ダーティーヒーローも酔いどれ詩人も痺れます。

ご鑑賞の参考にぜひご一読くださいませ。

ご報告

皆さま、ご無沙汰しております。
新型コロナは変異株になってきたようですが、私はそんな最中に卵巣嚢腫という病気を体験しました。

振り返ると昨年は全く調子が上がらず、走っても心拍数ばかりアップするのでおかしいなと思ってました。加齢とか単に怠けて落ちてるのかもと放っておきました。

でも年末くらいから常に具合が悪く腹痛が起こるようになって、そのとき思ったのは咳とか発熱じゃないからコロナじゃない!安心安心!という感じ。
誰かに移すことだけを心配してました。

そして3月のCUT NIGHTの最終リハーサルの日の朝に妙に痛くなって近所の内科を受診しました。憩室炎や帯状疱疹を疑われたのですが、リハ時には立ってられないくらい酷くなって、夜に以前からお世話になっているお医者さんのとこへ行くと検査しないことにはどうにもできない、と大きな病院への紹介状を書いていただきました。

翌日、東京医療センターの総合内科を受診。腸炎じゃないですか?エコー検査で卵巣が腫れてるようだから、一応産婦人科も受診します?という流れになって、その次の日にまた来院。そこで卵巣嚢腫がほぼ確定しました。
ただ悪性の可能性が高くて、ちょっとヤバいなという感じでした。調べると自覚症状のある悪性の卵巣ガンはもうかなり進んでる状態とのこと。

そしてCUT NIGHT の本番がありました。担当医にはライブはやめた方がいい、痛みが酷くなってドタキャンになるかもと言われてました。
私的には道半ばなのが残念だけど、これが最後になるかもしれないから絶対やろうと決め、そして来てくれた方々に絶対に何かいいものを伝えようと思いました。幸い本番は集中できて、痛みは感じませんでした。

その後は検査の嵐。色んな注射打って血を取って放射線も浴びて、最後にはPCR検査もして、無事に入院できました。
ありがたいことに悪性を示す値は低く、卵巣嚢腫茎捻転だろうとのことでした。

手術室は魚の解体場のようで怖かったのですが、あっという間に全身麻酔が効いて起こされたときは喉に管が入ってて声が出ませんでした。
その夜は1時間置きに誰かが来て、足のポンプや繋がってる管や傷の確認をするので忙しいし、苦しいし、電気が眩しいしって感じです。癒着しないように寝返りしてくださいね、と言われても1ミリも動けず。

けれど人間の回復力は凄いものです。
手術の次の日からヨロヨロ歩けました。
予定通り6日間の入院で退院でき、その後は自宅療養で痛みは2日前くらいから無くなりました。

今日は退院後初めての診察で、取った腫瘍の病理組織検索の結果を聞く日でもありました。
おかげさまで悪性の可能性はないとのこと。

近くにいたバンドメンバーさんやスタッフさんにはご心配をおかけしました。
またインスタ実況したところ、その都度温かいメッセージもたくさんいただきました。
皆さま、本当にありがとうございました!
まだしばらく生きていられそうなので、やるべき自分の使命を果たしていこうと思います。

今後ともよろしくお願いします。