ザ・ストーン・ローゼス・メイド・オブ・ストーン

これはザ・ストーン・ローゼスを讃える伝記ではない。成功したロックバンドのリアルな行く末に見えた。
96年の解散から15年後の2011年10月18日から再び始まった活動を最も近くで記録したドキュメンタリーである。ファンである証拠の品(レコードやTシャツなどのグッズ)を持参するひとを早いもの順に招待したフリーライブ。会社を休んできた中年男性や子供連れの女性、リアルタイムではないがはまってる若者など、ファンの顔をたくさん撮っている。
その後、ワールドツアー途中のアムステルダムでドラマーのレニがアンコールを蹴って帰ってしまう。PAのモニターが調子が良くなくて、ライブ中から機嫌が悪かったようだ。「みんな聞いてくれ。ドラマーが帰っちまった。ライブは終わりだ。あいつはくそだ。文句は俺に言ってくれ」とステージの真ん中で言うイアン・ブラウン。
監督はシェイン・メドウズ。彼らの音楽に人生を支えられたファンのひとりだ。
エンドロールはちょっとしたプレゼント。日本びいきのバンドらしい演出。
10月19日より順序公開。



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