ワールド・ウォーZ

今日、観たものを、今日、ブログにあげるという、私的には珍しいことをする。
ブラッド・ピットの最新作です。
これは間違いない大作。子供からお年を召した方まで楽しめる作品だと思う。
簡単にいうならゾンビもの。ただゾンビが出てくるものって、B級の匂いがするのが定説。死んだひとを怪物扱いして冒涜するものですから、そりゃB級でしょ。生きてる側から見た、死に対する恐怖感を助長して作り上げたものだから。
今回の『ワールド・ウォーZ』はそうではないのか、といったらよくわからない。でも鳥インフルエンザやサーズや、ヤバそうなものが身近になって、そういうものに破壊力を感じるのは現代人ならではだろう。
目には見えないのが拡散して行くウィルスは怖い。
ブラッド・ピットの「プランB」というのは彼独特の選択眼を発揮したものだ。役者としてだけではなく、社会に関わる人間として意味のあるものを、彼が撰び製作するものだ。今回のもプランB製作のものである。
夏の娯楽作品として作られたという。そうだろう。ゾンビに世界制服されたら子供の未来はなくなってしまう。戦う大人が必死に弱い者を守る姿は、見えるようで現代は中々見れない。希少価値だ。適当に緩い大人がカッコイイとされちゃうご時世だから。頑張るブラピの姿は美しい。正義を崩さない、その姿勢こそが子供たちにプレゼントしたいものだったのだと私は思った。
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31年目の夫婦げんか

『プラダを着た悪魔』のデヴィッド・フランケル監督の新作は今日公開の『31年目の夫婦げんか』。メリル・ストリープとトミー・リー・ジョーンズが夫婦の設定。
倦怠期夫婦のヒューマンコメディーか、ハリウッドって感じだよな、と馬鹿にしながら観に行った。
だが、意外に面白い!架空の島の滞在型セラピーというシチュエーションは、旅気分になって心が躍る。メリル・ストリープの服もピンクやブルーグレーだったりして、いちいち可愛らしい。
あからさまにできない性の悩みがふたりの問題だ。トミー・リー・ジョーンズ演じる夫は日本の中年男性にも通じるような手抜き男。口に出してコミュニケーションを取ることを面倒臭がる。ちょっとした性行為のすれ違いに傷付いて「もうこの女とはやらない」、「見知らぬ女ならソソるんだけど」って、いかにも有りがちじゃない?話せば早々に解決しただろう些細な事象なのに。自らのプライドから無視してしまったことが長年のしこりになる。挙げ句の果ては熟年離婚?これって日本の夫婦、私からすると親世代の話みたい。
しかし、いつも女性は柔軟だ。年取っても変わることを恐れない。こんな風に思い切って他人の手に委ねて解決するのも一案だろう。セラピー大国のアメリカらしい。
男女のコミュニケーションに悩むひとの応援メッセージになりそうな作品だった。
ひとつ付け加えたいのは、トミー・リー・ジョーンズは、非常に話し好きな快活な男性らしいということ。頑固男ぶりがあまりにもリアルに見えるけど、こんなキャラクターではないそうだ。取り急ぎお伝えしときます。ぜひとも劇場へ。
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最終リハーサル2

終了です!本番うまくいきますように。がんばろう!
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最終リハーサル1

今日もリハーサル。頑張る!
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終戦のエンペラー

一応アメリカ映画ということになっているが、ほとんど日本映画。
原作もプロデューサーも日本人。出演者は英語をしゃべる。
終戦直後の日本が舞台。トミー・リー・ジョーンズがマッカーサーをやっている。マシュー・フォックスが日本贔屓のアメリカ人役で、ひたすら奮闘する。昭和天皇の戦争責任はどうなるのか、罪を負わせたら国民がクーデター起こすぞ!と頑張る話。
日本人の心理を読み解く様子を不思議な思いで観た。天皇を神と仰ぎ、個よりも群れを優先して、感情を出さず察することに重きを置く。確かにこんな時代だったのだろう。感動的な作品だった。
しかし、なんでプログラムがこんなに大きいの!バッグに入りません。日本人は大きいのが好きだ。デカイ音の音楽が偉いとされるし、デカイ画面が偉いとされる。
洗練というものをそろそろ学んだ方がいいのではないだろうか。
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