ワールド・ウォーZ

今日、観たものを、今日、ブログにあげるという、私的には珍しいことをする。
ブラッド・ピットの最新作です。
これは間違いない大作。子供からお年を召した方まで楽しめる作品だと思う。
簡単にいうならゾンビもの。ただゾンビが出てくるものって、B級の匂いがするのが定説。死んだひとを怪物扱いして冒涜するものですから、そりゃB級でしょ。生きてる側から見た、死に対する恐怖感を助長して作り上げたものだから。
今回の『ワールド・ウォーZ』はそうではないのか、といったらよくわからない。でも鳥インフルエンザやサーズや、ヤバそうなものが身近になって、そういうものに破壊力を感じるのは現代人ならではだろう。
目には見えないのが拡散して行くウィルスは怖い。
ブラッド・ピットの「プランB」というのは彼独特の選択眼を発揮したものだ。役者としてだけではなく、社会に関わる人間として意味のあるものを、彼が撰び製作するものだ。今回のもプランB製作のものである。
夏の娯楽作品として作られたという。そうだろう。ゾンビに世界制服されたら子供の未来はなくなってしまう。戦う大人が必死に弱い者を守る姿は、見えるようで現代は中々見れない。希少価値だ。適当に緩い大人がカッコイイとされちゃうご時世だから。頑張るブラピの姿は美しい。正義を崩さない、その姿勢こそが子供たちにプレゼントしたいものだったのだと私は思った。
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