スコット・ジュレクに会えない

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こんにちは。
今日はスコット・ジュレクに会いたかった日です。
私の入ってるブルックスクラブ会員限定のイベントで、トークやディナーなどの企画だそうです。
お知らせをいただいてから即申し込み(応募)したのですが、ハズレたorメアド記入ミスにより参加できません。残念。

何故、スコット・ジュレクかと言いますと・・・、ご存知の方には今更でしょうが軽く説明いたします。

彼はトレイルランニング界の伝説の男と呼ばれています。
ウエスタンセテイツ・エンデュランスランという名レースで7連覇を遂げ、バッドウォーター・ウルトラマラソンという灼熱レースでは2度優秀。
24時間走ではフルマラソン6回半の距離、266キロを走りアメリカ記録を樹立したひとです。
また今年の7月にはアメリカ州をまたがる3522キロの自然道を46日8時間7分で踏破し、新世界記録を立てたそうです。
かなりの変態(自分に挑戦するという意味で)に違いありません。

でも凄いのはこれだけではないのです。
彼は現在41歳ですが、なんとここ15年ほど完全菜食なのです。しかもヴィーガン!肉魚はもちろんのこと乳製品や卵を摂取してないらしいです。
そんなひとがアスリートの世界記録を樹立しちゃってるなんて恐るべきことです。
写真をご覧いただければわかると思いますが、筋肉ムキムキのアスリートというよりまるで理系のお兄さんのようです。
理学療法士でもあるそうで、科学的に効率の良い走りを研究されてるみたいです。

私も過去5年ほどヴィーガン期がありましたが、健康というよりガリガリでした。マラソンを真面目にやるようになってベジタリアンで走るのに限界を感じ、少しずつ魚や乳製品を取り入れる感じになりました。
それはそれでよかったのですが、20キロ超えると疲労が出てきたりタイムを上げられなかったりします。悩みどころです。

スコットの説だと、菜食で作られた筋肉は疲労しづらく長距離に耐えられるとのこと。
確かに肉食は内蔵負担が大きいです。アミノ酸まで分解する過程で腎臓に多大なストレスを与えています。
動物食は簡単に筋肉付けるには最適だけど、疲れやすいのかもしれない。
100キロ超えのウルトラランナーには重要なポイントのはず。しかも彼は優秀までしてしまってるわけだし。

植物性のものはプロテインスコアが肉食ほど完璧ではないので、足りない要素を補う組み合わせが大切です。
米と豆とか。ただ肉一切れに値するプロテインを摂取しようとすると凄い量の米や豆が必要になって、逆にカロリー過多になります。
なのでダイエットしてるひとや運動しないひとは肉一切れの方がいいと私は思います。

長距離を走る場合は、炭水化物などのエネルギーはあっという間に燃やしてしまいます。むしろ足りなくなって筋肉を消費し、最後には走れなくなります。私のような低体重でもフルを走れば2000カロリーは消費します。
長距離走やる場合に限っては、常日頃大量の炭水化物を摂る菜食が理にかなっているというのも納得です。

そんなわけで、生のスコット・ジュレクさんを拝みに行きたかったのです。
まあ、またいつか機会もあるかと希望をを捨てずに走ります。

少し見聞きした彼の愛用食品はスピルリナやキヌアみたいです。
私も一応持ってます。