ビザンチウム

イギリス・アイルランド合作の『ビザンチウム』。静かな吸血鬼もの。
セクシーで暴力的なクララと知的な美少女のエレノアは年取らない吸血鬼。スタイリッシュな映像世界が魅力的な作品。
海辺の寂れた保養地や遊園地、クラシカルな売春宿などポエティックなロケーション。目新しいストーリー展開やドラマチックさはないが、ひんやりした空気感が良かった。噛み付かないエレノア。親指の爪でちょっと傷付け血を啜る描写が新しいと言われる。でもその場面はなんか余計グロい。蝙蝠が飛び立ち夥しい血が流れる崖の風景が美しい。最後に流れるコヴェントリーキャロル、妙に不気味な作品だった。
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ミラノサンドB

ドトールでごはん。毎日こんな感じ。朝は食べない。出先で立ち蕎麦かパン。
ドトールのミラノサンドはおいしい。肉系でないのはBのみ。スモークサーモンと海老。三つに切ってくださいと毎度頼む。
今日は綺麗に切ってくれた。忘れて二つ切りで出てくることもある。その場合は四つにしてもらう。
一度、途中で気付いたのか明らかに二つ切りにしたあとで片方だけ半分になって出てきたことがある。二分の一と四分の一が二つの状態。ちょっと面白かった。
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クロニクル

ある映像が見つかって、それを登場人物が観てるという設定のファウンド・フッテージ映画の一種。ジョシュ・トランク監督は動画サイトに自作映像をアップして1000万回再生された経験者だとか、そんな話題性から生まれた作品のようだ。『クロニクル』は記録と訳される。
よく超能力や死者の声が聞こえるなどの能力をギフトというが、本作の主人公たちが手に入れた力はギフトとは言いづらい。アンドリューは学校ではいじめられ、父はアル中で暴力的、母は病弱で寝たきりという境遇の高校生。人生が明るく拓けて行く可能性など見えていないだろう。そんな彼を中心とした三人の仲間が不思議な力を持ってしまう。
いまどきの荒んだ高校生に、世界平和や人道支援に力を注げなど言う方が変だ。ましてや世の中に散々な扱いをされてきたアンドリューは、今までの鬱憤を晴らすが如くに力を使うようになる。演じるデイン・デハーンは『欲望のバージニア』や『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ』などで注目された不思議な味のあるひと。
超能力事件の結果はこ~んな感じ!劇場で是非観てください。9月27日から2週間の首都圏限定公開。なんとみんな1000円。高校生じゃなくても1000円です。
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