ウクライナのお菓子

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『故郷よ』を上映中の銀座シネスイッチのガラスショーケースにあったもの、ウクライナのお菓子。
こういう関連商品があると引き寄せられてしまう。
小さい方はガリバーっていうチョコレート菓子。大きい方はシュガーフリーのミルクチョコレート。
上映前に発見した。他にはチョコレートバーやジャム(レッドカラントだったかな?)もあった。マトリーシュカとかピンとかボールペンとかも可愛かった。でも雑貨やジャムは輸入食品屋さんかネットで買えそう。チョコレートも通販で探せそうだけど、きっと送料払ってまでは買わないだろうな、私はそーゆー奴だ!と自己分析。
でも映画を観終わるまで考えることにする。だって板チョコごときが結構な値段する。食べるのなんて一瞬だ。
成城石井にいろんな種類あるしな~、シュガーフリーっちゅうのはなんだ?まさかアスパルテームとかの人口甘味料ではあるまい。ガラスケースに入ってたらひっくり返して成分見るわけにいかん。そんなこと係員に聞けないしな~。でもガリバーは確かにグッドルッキングだ!変なオッサンのイラストがついてたし。ヤバい、超惹かれてる。
なんて私の極小な脳が一生懸命に動く。
重い本編を堪能し、係のひとに膝掛けを返す。そして「あの~プログラム一部と・・・こっちの関連商品を」と言いながらまだ悩んでいた。でも「あ!ガリバーはください」そして気になるシュガーフリー・・・「それと板チョコも!」と言ってしまった。
なんとなく恥ずかしくなって「領収書頂けますか?この宛名で、但し書きはプログラム代でお願いします」とシネマライズでもらった領収書を見せる。
買ってしまった。早速、板チョコをひっくり返し成分を確認する。
おお!果糖だ!と嬉しいようなそうでもないような中途半端な納得をする。果糖は糖尿のひとには良さそう。エネルギーがすぐ欲しいスポーツマンも必要だろう。
綺麗になりたいおねえさん(一応ワタシのことですが、それが何か?)としてはどうだろう。綺麗になるならNamaKissさんのチョコレートの方が確実だ。
しばらく開けずに取っておこう。オッサンイラストのガリバーはヘーゼルナッツ入りのチョコレートみたい。このビジュアルは素晴らしい。開けるのがもったいない。せめて10人くらいに見せて自慢してから食べよう。

故郷よ

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イスラエルのミハム・ボガニム監督の『故郷よ』を観る。
チェルノブイリ近郊の立入制限区域内で撮影されたフィクション。
原発事故から10年後、どう変わって行くのか、アイデンティティでもある生まれ故郷を一瞬にして奪われた人々のドラマが描かれる。
黒い雨が降った日に花嫁だったヒロインは、チェルノブイリツアーのガイドになっている。原発技師だった男は精神が病んでいる。その息子は検閲から逃げて廃墟で父を捜す。
突然現れる野生馬の集団。廃墟に住み着く難民たち。区域内で原発のあと処理をしたり、食堂で働いたり普通に生活するひとたちもいる。避難せずに健康に暮らしているひともいる。防護服の観光客の前を、現地の金髪の少女が楽しそうに走り回っている。
不思議な世界だった。放射能って見えないんだと改めて思う。美しい土地がそのせいで、なんの音もない無に変わったのは確かだけど、命は確かに存在している。
しかし希望とは程遠い。福島の姿が重なってしまう。まだ日本は解決もせずにほったらかし状態だ。未だに原発を推進するひとたちがいることは信じられない。
チェルノブイリからもヒロシマからも、もっと学ぶべきだったと思った。そんなことをまた思わされた作品だった。

目に雨が降ってくる

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今日は曇り。
朝走ったあとに寝転んで上を見てたら、ぽつぽつと降ってきた。そのときの写真。
冬枯れの木は痩せて健気だ。

NamaKiss RawChocolates

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わーい!バレンタインだ!と無意味に浮かれてみる。
今年もNamaKissさんのアソートボックスを買う。主宰Kaeさんのファンなので。今は通販だけじゃなくて幾つかのお店でも買えると聞いた。
そのうちのアーユルベーダカフェVayuさんへ向かう。神宮前の住宅地にあるお洒落なお店。カウンターでヘルシーなメニューを楽しめるようだ。
昨日は緊張して、そそくさとチョコレートだけ買い求め、出てきてしまった。でも次は南インド料理やRawメニューを食べに行きたい。絶対。
私、今どきメジャーになったロー文化というのがいまいち苦手。ハイソなひとしか受け入れないような感じがあって。偏見だろうけど。
Kaeさんはずっと前から同じことを訴えていて共感している。脱原発、途上国から不平等な搾取はしないやり方にこだわり、ローチョコレートを作っている。
味はゴージャスでフルーティ。加熱ものに負けないくらい深くて素敵。
これを果たして誰にあげるか。
もちろんゴジブン様だ!それが何か?ふん!無駄に健康になって長生きしてやる。

アルマジロ

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非常にヤバい映画だった。2010年のもの。
アフガニスタン最前線アルマジロ基地、派兵されたデンマーク兵士の姿を追うドキュメンタリー。
国際平和活動という名目で半年ほどの期間をアフガニスタンで過ごす。家族や恋人と別れて戦地に向かう彼らはまだ若く、死んじゃったらやだなぁと見てて思った。
タリバンを偵察して平和を守る役割の彼ら。でも現地の住民には「あなたたちやタリバンは撃つだけ。死ぬのは私たち」と言われる。確かに半年やそこらで異国の状況を変えて救ってやるなどとほざくのは、浅はかな思い上がりもいいとこだ。
長い歴史と宗教がある、その地で生きてきたひとたちに、欧米型のご都合主義は理解されないだろう。
兵士は戦地でもゲームに興じていた。戦争ゲーム。とてもヤバい気がした。
そして実戦の機会が訪れる。数名のタリバン兵士を殺害した彼らは、極度のハイ状態になる。血まみれの遺体を引きずって武器を奪う様子は、ホラー映画も真っ青なくらいグロい。全てが本物。普通の若い男の子のはずなのに。
戦争は怖いというより、人間ってこうなっちゃうんだって感じ。
ひとが元々良心を持っていると私は信じない。良心を無理やり自分に入れて、維持していく努力こそが大事と思う。
そんなことを再認識した作品だった。