夜の天井

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何故か今日は部屋の天井が綺麗。光の加減で変わるみたい。

折れた

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明日のライブで使う予定のハーモニカ。
なんかリハーサルの時に嫌な音がしたので開けてみた。9番の吹く音が変でいじってたらリードがペリンと折れた。写真の黒い穴がそれ。
折れたらどうするかっていうと、どうしようもない。買いにいこうにもこのモデルはもう製造されてない。
似たようなものを使って自分でカスタマイズするしかない。凄く面倒。ハーモニカのお墓ボックスから似たようなのを探そう。なければ朝いちで買いにいかなきゃ。

バリエラ

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1966年、イエジー・スコリモフスキの『バリエラ』。ロマンティックという言葉がとても合うような作品だった。
白けた戦後世代の疎外感。日本人がポーランドに惹かれるのは、そんな共通点があるのかも。
それにしても映像がお洒落でアーティスティック。学校をドロップアウトした主人公が雪の中、女の子と出会うシーンが良かった。夜の道端に座り焚き火で煙草に火を点けるんだけど、そのすぐ脇をヘッドライトをかざした車が何台も通る。すれすれで危ないんじゃないかと思う反面、暗闇の中に灯る光、車の流れる光、照らされるふたりの顔が美しく感動した。
大きなトランクに乗ってスキー台をジャンプするシーンも、レストランで掃除婦が歌い出すシーンも、イエジー・スコリモフスキ本人が献血啓蒙ポスターのモデルになってるのも面白かった。
私が生まれるずっと前の作品だけど、当時と同じような思いが伝わり、また時代を経てきたなりの別の感動も生む。アートというのは凄いものだと思う。

無駄な抵抗もする

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スチール撮影用レフ板、小型なものを畑に設置。
日光を反射させて日照時間を増やそうという意図。でも太陽って日によって照らす箇所が違うみたい。雲の位置関係もあるのか。
ほぼ無駄な抵抗。上手く反射させて光が当たったとして、植物に有益かどうかもわからない。

サラゴサの写本

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終わらない奇譚地獄、ヴォイチェフ・イエジー・ハスの1965年『サラゴサの写本』。古い絵巻物を幾つも集めて広げたような印象。
ポーランド映画だけど17世紀のスペインが舞台。マドリッド目指して旅をしてる青年が主人公なんだけど、たくさん登場人物がいて複雑な迷路みたい。
青年が体験した不思議なこと、同じことを過去に体験したひとの回想、青年が出会うひとの回想、回想に出てくるひとの回想、そのまた友人の回想など果てしない。
とても疲れた。ひとつの回想が終わったと思ったは別の話も聞いてくれと語られ始め・・・のパターンが続く。観てる方の気が変になってきて、最後の辺りでは新しい回想が始まりそうになると笑いが漏れてしまう。うんざりしながらも、ひとつひとつが良くできていて思わず引き込まれる。初めての体験だった。
会場はとても混んでて私は立ち見席の36番、通路に座って観た。終わったら3時間経っていた。
奇譚の回想は出揃い謎が明らかになっても、まだどこかの次元で続いてそうな感じで終了。長い夢を見た。