奇跡のワンカット

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ただいま観た作品に衝撃を受けボォーっとしています。
あまりの凄さにコレ一本で終了しました、私の一日は。

『ヴィクトリア』というドイツ映画です。
ワンカットなんです、この全編139分が。最初から最後まで。ありえないと思ってました。ありえたとしてもグズグズのだらしない構成だろうと。

とんでもないです!緩い青春ムービーのふりしてるのは前半のみ、ラストへ進むに従いしっかりと物語が展開し結構な規模のロケーションを使い、カメラワークは完璧。無駄も緩みも一切無し、興奮しっぱなし。
今までの常識を超えてしまったヤバい感じがします。

あまりネタバレ的なことは言いませんが、ベルリンの街で起きた朝方の2時間を描いてます。主人公はマドリードから来たという女の子、地元のクラブで踊って自転車で帰る途中、ちょっと不良っぽい男子グループと知り合い、ビルの屋上でお酒を飲んだりして楽しげな感じ。そのあとは秘密です。

この作品はやはり世界中を興奮させているようです。ヨーロッパの各映画祭でもいろんな賞を取っています。
私的にはなにがどう凄かったのか、もう少し冷静に考えてみたいと思いました。