これもちょっと気になる

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おはようございます。

ちょっと気になる映画シリーズをまた。

『氷の花火 山口小夜子』は松本貴子さんが撮ったドキュメンタリー作品です。

生前の小夜子さんと交流のあった松本監督が、彼女を偲び遺品を開封し「山口小夜子」という表現者の実像に迫る内容です。

私はあまり存じてなくて、ただ日本的な美しさを世界に知らしめた方だと思ってました。
でも過去の映像や写真などをこの映画で拝見し、物凄い熱い情熱を感じました。
本当の彼女はスッとした美人というより、アートが好きで目の大きな可愛いひと。
写真を撮る瞬間に目を細め、あのスッとした表情に変わるそうです。
彼女の作品として「山口小夜子」というものがあったのだなとわかります。

氷の花火とはうまく表したタイトルだと思います。

公開は2015年秋からとのこと。シアター・イメージ・フォーラムほかにて。

作曲してます

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こんにちは。
朝からスタジオで作業してます。

今日もたくさん作ります。

チョコバナナムースケーキ

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夜の試写会までの間、ドトールで作詞してます。
チョコバナナムースを食べました。
チョコもバナナも好きな私には、幸せな食べ物でした。

こういうとこだとBGMが気になるので防音効果の高いイヤホンを使ってます。
何も聞かないときにも耳栓替わりに付けたりします。

しかし・・・隣の女性お二人(中年以降に見えます)の会話がとても大きくて、集中力が削がれ気味。このイヤホン越しに聞こえてくるのはある意味凄い。
旦那さんのこと、子供のこと、親戚、友人のことに限定された会話です。
食い物関連とか衣服や化粧とかいった若い女特有の話がないだけマシ?
主婦は大変なんだなと思うと共に、ますます孤独を感じる私です。

今日は熱っぽくて本調子じゃないからか、些細なことが気になります。
ビタミンCを大量摂取して、早めに寝て治します。

私の席

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今日の一本目の試写会は混んでます。角川さんの試写室です。
日本映画は結構混むこと多いです。

こんなお席でよろしいでしょうか、と案内されたのは最後尾のここ。

上映中にデスクライトを点けてメモ書きできる好きな席です。
なにげにラッキーです。

ちょっと気になる3作品

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おはようございます。

最近、気になった作品を少しご紹介します。

ひとつは『バードピープル』というフランス映画です。
なんともいえない不思議な感覚の作品で、ヒューマン系ファンタジーというような印象です。前半はアメリカ人のシステムエンジニアが出張中に、いきなり辞職や離婚を思い立つ話です。
後半はホテルの客室係の女の子が鳥になっちゃう話です。
とりとめのない物語ではありますが、どこかメランコリックな虚無感が漂います。監督のパスカル・フェランは村上春樹的なものを撮りたかったと公言しています。なるほどという感じでした。

次にご紹介したいのは『午後3時の女たち』。
私、個人的にはとても好きな作品です。
『なんちゃって家族』という、これも大好きなコメディに出ていたキャスリン・ハーンが主演で、圧倒的な演技力を見せつけています。
物語はアラフォー女性の性と苦悩といいますか、恵まれた主婦の暴走が巻き起こす話です。
ストリッパーや売春など扱ってますが、エロさはありません。むしろ不穏なものを引き寄せてしまう、痛々しい女性性が際立ちます。タランティーノも絶賛した作品だそうです。

あとひとつは『1001グラム ハカリしれない愛のこと』というノルウェー作品です。
これも不思議なものです。
「人生で最大の悩みは背負うものがないことだ」
という台詞が出てきます。
ヒロインのマリエはノルウェー国立計量研究所に勤める科学者で、言わば計測のエキスパート。国際キログラム原器という物々しい物体を持って、パリ郊外で行われる国際セミナーに参加します。
それだけでかなりオタクな話です。
映像デザインは構図や色にも凝ったアートなもの、そしてこのマリエさん、ずっと無表情で変な空気を醸し出してます。
計測のプロフェッショナルが、幸福の基準を探す為に旅するのようなお話でした。

こんな3作品はいかがでしょうか。
私は昔からこの手の専門だったなぁ、としみじみしました。
自費で毎日のように映画館に通っていた頃、地味でもキラッと光る小作品を見つけると嬉しくなりました。
エンターテイメント作品の面白さはやはり凄いですが、ひとりでこっそり楽しむような作品も、何年も後まで心に残ることが多いです。