2016年12月28日 13:19
カテゴリー: 日記
多摩川で採ったクコを乾かしたら、こんな風になりました。
ゴジベリーとも呼ばれるスーパーフードだそうです。
私は朝の豆乳ヨーグルトに入れるグラノーラに混ぜてます。甘くて美味しいです。
河原を無駄に走るのはもったいない。
藁をも掴まねば。
2016年12月28日 13:03
カテゴリー: 映画
最近は映画ヒョーロンカなどと言っていただけることもあり、すっかりその気になってしまう私です。しかし、ど素人の映画オタクです。
ただひたすら新作映画を見続け、気になったものは、その関連の過去作品を自宅で片っ端から制覇する"理論よりも本数"な体育会系映画オタクです。そうすりゃ何か見えてくるってスタンスです。
なので今年も数えるのが恐ろしいくらい劇場映画とDVDを観ました。
明日あたりまで試写会巡りをするつもりでしたが、映画会社さんも年末のお仕事があるのでしょう。マスコミ試写は昨日がほぼ本年最後だったようです。
何百本目かわかりませんが、今年の最後に観た新作映画はパク・チャヌク監督の『お嬢さん』になりました。
パクさんっていうと『乾き』や『オールド・ボーイ』のひとです。『イノセント・ガーデン』でハリウッド入りしてますので、韓国映画でありながら、世界を視野に入れたものを作るだろうと予想されてました。
で、出来たのがこれ『お嬢さん』です。
全米でも異例の大ヒット!賞レースも席巻中とのこと。各受賞歴を見てみますと、外国語映画賞、美術賞がとても多い。
なるほど、ビジュアル面で高く評価されてるということですね。
でね、実際観て思ったことが幾つかありました。
確かにパク・チャヌクらしい斬新さとヤバさがずっと続くかっこいい作品でした。イケてます。好きです。
失礼を承知の上に少し申し上げるなら、これは日本では?なポイントが若干あるかも、と。サラ・ウォーターズの『荊の城』を原作としてまして、ヴォクトリア朝時代のイギリス舞台だったものを1939年の日本統治下の朝鮮半島に置き換えてます。莫大な財産の相続権を持つ令嬢(エロ叔父に軟禁されている)とスラム街で育てられた少女と伯爵のフリをした詐欺師なんかが登場して、騙し合いをするようなサスペンスです。
当然といっていいか不明ですが、日本語がバリバリ出てきます。韓国の俳優さんが必死に日本語台詞で演技してます。
みなさま本当にプロ!お上手で文句はありません。
しかしこれはいいの?と感じたのが、エロ語の扱いです。
日本でいうところの放送禁止用語が当たり前の如くガンガン流れてきます。芸術の世界の話だからいいんです!と、もちろん思います。
でも、たとえば男性局部の俗称を"XXコ"というのと"XXポ"というのって、全くニュアンスが違うものだと思うのですけど、いかがでしょう。発するキャラクターや場面によって変えるべきだという気がします。
韓国俳優さんはたぶん馴染みのない発音だからでしょう。平然と日本語の統一したエロ語を多発してます。
モンゴル語とかチベット語の局部名を私たち日本人が発しても、なんの感慨もないだろうことと同じです。だから日本人である私からすると、ここに見えるエロ語のニュアンスが若干ヘンに感じてしまうのです。このキャラがもしコレを言うとしたら、こっちの方がいいような・・・と。ボキャブラリーがもっと欲しくなります。私にエロ語選択を任せてくれたら良かったのに〜、などと思いました。
そしてもう一つ。『ブラック・スワン』とか『アンチクライスト』とか『アデル、ブルーは熱い色』とかの流れの話。女性の自発的な発情シーンが異様に評価され、受賞に至るケースが多いということ。
どの作品も素晴らしいですが、そこ?と思ってしまいます。オッサンばかりが審査員だからそんなとこばかりが評価されるんだよ、と女子目線ではイラっとします。
このチャヌク作品はそれ狙ってますよね?と聞きたくなるような気も少ししました。
女性の自発的性行為のシーンが、なんかリアルというより男性向けアダルトっぽい。
それ、女子的にはイマイチな性表現かも、と感じてしまいました。
大ヒットしたレズドラマの『Lの世界』を思い出してみると、そんなシーンは一回も出てこなかった。あれは女性製作者が女性キャストで女性に向けて作られたものだったので。女性が憧れる性表現をスタイリッシュに見せていたと思います。
もっちりとした太ももがどうのとか、白肌がほんのり桃色に染まりとか、黒髪が乱れるオンナの性(サガ)がとかって視点は、とっても男目線でキモいです。
この『お嬢さん』がその通りだということでは決してないのですが。
そんなこんなで勝手に色々申し上げ、大変失礼しました。
エンターテイメント作品としてはかなりの力があり、今後の賞レースの行方も期待しています。
また公開された暁には多くの方々に楽しんでいただけることに間違いありません。
http://www.ojosan.jp/sp/index.html
今年もたくさんの素晴らしい作品と出会えたことに感謝です。