体重増量計画

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モリバコーヒーでパンナコッタソフトというのを食べる。ミックスベリーソースがイケる。
朝に体重計に乗ったら減っていた。揚げ物やスィーツなど食べまくり、夜中はひとりで泥酔してるのに。体重減るのはかまわないけどホーレー線が深くなるのは許せん!ワシをババアにする気かい!と、何処へぶつけていいのか解らぬ怒りが込み上げる。
ふん、太ってやるわ。1週間後までに2キロ、体脂肪は14%を目標とする。頑張ればいけそうな気がする。
それで今朝(11時)はヨーグルトなぞを食してみる。青汁パウダーとマヌカハニーや麻の実ナッツなんかも投入した。午前中に固形物を食べるのはどれくらいぶりだろう。ローでも甲田療法でも、もちろんナチャラルハイジーンでも、午前中は食って(食べて)はいかんことになっている。そういうのに慣れると午前中は全くお腹が空かない。でも背に腹は代えられぬのだ。私は健康よりも美しくなる方を選ぶのである。
ベジタリアンっていろんな種類があるけど、ローってのは最右翼といえる。肉や魚はおろか加熱炭水化物も避けるのだから。生の果物と野菜(根菜は難しい)と生ナッツや特殊な油だけで生きるって感じ。塩も少ないし。甲田療法は生玄米粉と塩を摂るので結構いい。アレルギーはすぐよくなる。
でも馬鹿みたいに痩せるのが嫌だ。続ければ少食でも太れる体質になります、ってよく言われるのだけど、微妙だ。あまり嬉しくないかも。食べる喜びを拒否したら、宗教とか人助けを生きる糧にすることになる。まだそこまで人間できてない。
そんなことを考えてから雑食になった。化学調味料や肉を避ける程度にしてた。それなのに減ってしまうとは。原因は朝に食わん(食べない)ことかもしれんと思った。食べてみると大丈夫そうな気になった。意外に食べられるものだ。そして今はジャンクなスィーツを食べる。
ピチピチギャルになっちゃったらどーしよー!と要らぬ心配をしている。

スカイラブ

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『スカイラブ』って空の愛?と思ったら違ったようだ。
宇宙ステーションっていうやつの名前。人工衛星みたいなものか。それが落ちてくると予測される、祖母の誕生日に集まった一族の様子が淡々と描かれる。ジュリー・デルピーが監督している。
1979年のブルターニュ地方が舞台。あ、これもフレンチ・フィーメイル・ニューウェーブのひとつ。ジュリー・デルピーの子供時代の思い出をベースにしてるそう。
大家族のガーデンパーティーは凄く楽しそう。育ててる羊をつぶして丸焼きにするとことか、皆がめいめいに歌い出すとことか、近くのヌーディストビーチとか、面白かった。こういうのがジュリー・デルピーさんの子供時代だったのか、フランスってラテンなんだなと改めて思った。
ずっと前に観たジュリーさんの『パリ、恋人たちの2日間』は、淡々とはしていたが恋愛ものだった。風景とか衣装や小道具で、何かを語らせる手法が上手だなぁと思った記憶がある。
『スカイラブ』は更に進化していた。メッセージ性や感動要素を排除して、キャラクターを生々しく存在させることに専念していた。ロバート・アルトマンの群像劇を匂わせたかったらしい。
このひとは綺麗な女優さんとして有名だけど、結構な映画オタクだと思う。派手なものは作らないし、ヒットさせようという意気込みもないんだけど、好きな質感を描いて「うわっ、この感じがたまんない。気持ちいい」と言ってそうだ。
こういう作品って観た直後は何てことないんだけど、何年か経ってから突然、匂いや色など空気感が蘇る類い。私は好きな感じだ。

夜ごはん

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サラダうどんを蕎麦に変えてもらった。
不思議な食べ物。出し汁にマヨネーズと辛子付き。美味しかった。

ヒステリア

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①すぐに泣く、②異常性欲、③不感症、④うつ病、⑤心肺症、これらが昔は女性特有の病気でヒステリーだとされていたそう。
なんか酷くない?女性器が悪の元凶のように扱われてた1800年代、英国ヴィクトリア朝時代が舞台の『ヒステリア』。
病院でお金持ちの奥様方にマッサージ治療(主に下腹部)をする若いイケメン医師。でもあまりの評判ぶりに手がやられてしまう。痺れたり上手く動かなかったり。奥様方は怒るし、クビになるし困ってしまう。
そんな中、友人の怪しい科学者の家でぶるぶるする変な機械を見て思い付く。これでマッサージしたら効果的なんじゃないかと。実際に知り合いの女性に試すと大変満足した様子。開発を重ね製品化されたのは所謂、バイブの元祖である。大人のオモチャだ。
これは笑った。フェミニスト運動のはしりのような女性、シャーロット(マギー・ギレンホール)の活躍ぶりも爽快で明るい気分になった。
しかし、いろんな形状があったのだなあと驚く。重々しい金属や木を使った不思議な器具がエンドロールでたくさん見られる。
『ヒステリア』を女同士で観る女子映画会というのも洒落てるかもしれない。

カルテット

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去年、ジョギング中に心肺停止した若い男性を救助したダスティン・ホフマン。そのニュースはびっくりした。70代で走ってるひとはいるだろうけど、救助活動までするとはさすがレインマン、ただ者じゃない。
そんな名優ダスティン・ホフマンが映画監督デビューした『カルテット』が公開になる。英国のビーチャムハウスっていう高級老人ホームが舞台。このホーム、めちゃくちゃ豪華で素敵。それもそのはず、引退した音楽家たち専用の老人ホームだから。でも豪華さを維持するのは、このご時世難しい。存続を賭けて入居者がコンサートを開こうとする話。
「真実を描くときは、面白くなければならない」というビリー・ワイルダーの言葉を胸に撮影したそう。なるほど、とても面白かった。主要キャストはマギー・スミスやトム・コートネイなどイギリスを代表するような凄い俳優さんばかり。あと本物の音楽家がごろごろ出てきて実際に演奏してくれたりする。私はクラッシック世界には疎いけど、知ってるひとからみたら、たまらないんだろうなと思った。
ラストシーンも期待を裏切らないダスティン・ホフマンらしい選択。私は潔くて好きだった。
映画館で浸りたい作品のひとつだ。