カルテット

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去年、ジョギング中に心肺停止した若い男性を救助したダスティン・ホフマン。そのニュースはびっくりした。70代で走ってるひとはいるだろうけど、救助活動までするとはさすがレインマン、ただ者じゃない。
そんな名優ダスティン・ホフマンが映画監督デビューした『カルテット』が公開になる。英国のビーチャムハウスっていう高級老人ホームが舞台。このホーム、めちゃくちゃ豪華で素敵。それもそのはず、引退した音楽家たち専用の老人ホームだから。でも豪華さを維持するのは、このご時世難しい。存続を賭けて入居者がコンサートを開こうとする話。
「真実を描くときは、面白くなければならない」というビリー・ワイルダーの言葉を胸に撮影したそう。なるほど、とても面白かった。主要キャストはマギー・スミスやトム・コートネイなどイギリスを代表するような凄い俳優さんばかり。あと本物の音楽家がごろごろ出てきて実際に演奏してくれたりする。私はクラッシック世界には疎いけど、知ってるひとからみたら、たまらないんだろうなと思った。
ラストシーンも期待を裏切らないダスティン・ホフマンらしい選択。私は潔くて好きだった。
映画館で浸りたい作品のひとつだ。