ヒステリア
- 2013年4月13日 19:41
カテゴリー: 映画
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①すぐに泣く、②異常性欲、③不感症、④うつ病、⑤心肺症、これらが昔は女性特有の病気でヒステリーだとされていたそう。
なんか酷くない?女性器が悪の元凶のように扱われてた1800年代、英国ヴィクトリア朝時代が舞台の『ヒステリア』。
病院でお金持ちの奥様方にマッサージ治療(主に下腹部)をする若いイケメン医師。でもあまりの評判ぶりに手がやられてしまう。痺れたり上手く動かなかったり。奥様方は怒るし、クビになるし困ってしまう。
そんな中、友人の怪しい科学者の家でぶるぶるする変な機械を見て思い付く。これでマッサージしたら効果的なんじゃないかと。実際に知り合いの女性に試すと大変満足した様子。開発を重ね製品化されたのは所謂、バイブの元祖である。大人のオモチャだ。
これは笑った。フェミニスト運動のはしりのような女性、シャーロット(マギー・ギレンホール)の活躍ぶりも爽快で明るい気分になった。
しかし、いろんな形状があったのだなあと驚く。重々しい金属や木を使った不思議な器具がエンドロールでたくさん見られる。
『ヒステリア』を女同士で観る女子映画会というのも洒落てるかもしれない。