夜ごはん

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サラダうどんを蕎麦に変えてもらった。
不思議な食べ物。出し汁にマヨネーズと辛子付き。美味しかった。

ヒステリア

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①すぐに泣く、②異常性欲、③不感症、④うつ病、⑤心肺症、これらが昔は女性特有の病気でヒステリーだとされていたそう。
なんか酷くない?女性器が悪の元凶のように扱われてた1800年代、英国ヴィクトリア朝時代が舞台の『ヒステリア』。
病院でお金持ちの奥様方にマッサージ治療(主に下腹部)をする若いイケメン医師。でもあまりの評判ぶりに手がやられてしまう。痺れたり上手く動かなかったり。奥様方は怒るし、クビになるし困ってしまう。
そんな中、友人の怪しい科学者の家でぶるぶるする変な機械を見て思い付く。これでマッサージしたら効果的なんじゃないかと。実際に知り合いの女性に試すと大変満足した様子。開発を重ね製品化されたのは所謂、バイブの元祖である。大人のオモチャだ。
これは笑った。フェミニスト運動のはしりのような女性、シャーロット(マギー・ギレンホール)の活躍ぶりも爽快で明るい気分になった。
しかし、いろんな形状があったのだなあと驚く。重々しい金属や木を使った不思議な器具がエンドロールでたくさん見られる。
『ヒステリア』を女同士で観る女子映画会というのも洒落てるかもしれない。

カルテット

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去年、ジョギング中に心肺停止した若い男性を救助したダスティン・ホフマン。そのニュースはびっくりした。70代で走ってるひとはいるだろうけど、救助活動までするとはさすがレインマン、ただ者じゃない。
そんな名優ダスティン・ホフマンが映画監督デビューした『カルテット』が公開になる。英国のビーチャムハウスっていう高級老人ホームが舞台。このホーム、めちゃくちゃ豪華で素敵。それもそのはず、引退した音楽家たち専用の老人ホームだから。でも豪華さを維持するのは、このご時世難しい。存続を賭けて入居者がコンサートを開こうとする話。
「真実を描くときは、面白くなければならない」というビリー・ワイルダーの言葉を胸に撮影したそう。なるほど、とても面白かった。主要キャストはマギー・スミスやトム・コートネイなどイギリスを代表するような凄い俳優さんばかり。あと本物の音楽家がごろごろ出てきて実際に演奏してくれたりする。私はクラッシック世界には疎いけど、知ってるひとからみたら、たまらないんだろうなと思った。
ラストシーンも期待を裏切らないダスティン・ホフマンらしい選択。私は潔くて好きだった。
映画館で浸りたい作品のひとつだ。

段差に注意

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今日もバス出勤。
昨夜の帰りはタクシーがなかなか拾えなくてたくさん歩いた。歩いたぶん安くなり2150円だった。「歩いて偉かったね。2000円でいいよ」と何故か運転手さんがまけてくれた。私ごときにまけてしまって良いのかと心配になった。
バスは「段差に注意」と書いてある。確かに階段がある。絲山秋子さんの『勤労感謝の日』という作品を思い出す。混雑したバスの中、アナウンスが流れる。「大変危険ですので停車するまで席を立たないで下さい」と聞いた主人公が「大変危険な中、最初から立ってんだよ」と荒んで呟く場面。とても私的なツボだった。
バスは電車みたいにあまり進化しなくて面白い。