2013年8月2日 08:57
カテゴリー: 映画
吉田恵輔監督のある意味、自伝的作品。夢を追いかけることは素晴らしいことだ。
だからといって全てのひとが叶うわけではない、むしろ叶わず諦めるという選択をせざるをえないひとの方が多い。
そんな身近なテーマをシンプルに描いた本作。浅草の居酒屋だったり、雑居ビルにあるようなシナリオスクールだったり、昭和感いっぱい。
麻生久美子さんの等身大なすっぴん具合は今時の日本映画の王道というか、みんなが安心する感じでよかった。11月2日からロードショー。
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2013年8月1日 17:08
カテゴリー: 映画
オーストラリア映画、シンガポールと手を組んで、ハリウッドに対抗!そんな感じの勢いに溢れたパニックムービー。
サメが怖い。パクっとやられます。スーパーマーケットに強盗と地震と洪水がやってくる。サメも再び登場。ひと喰い蟹なんてのもわらわら登場。レベルの低~いお化け屋敷のようで、ほのぼのとした気分にさせてくれる。出てくる俳優さんもそれほど有名じゃなくて、無駄に美男美女というとこがB級っぽくていい。
あ、でも作ってるひとはきっとB級とは思ってない。すごいカッコイイもの作ったと思ってる。いい感じだ。プログラムがペラ紙一枚というのも気合いが入ってるのかそうでないのか、笑えた。8月24日からロードショー。
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2013年8月1日 13:55
カテゴリー: 映画
周りからお腹の鳴る音がたくさん聞こえてきた(笑)『大統領の料理人』は本当においしそうな映画。フランス官邸史上初めての女性料理人、真実の物語。
カトリーヌ・フロが演じる女性シェフは片田舎でレストランを営んでいる。おばあちゃんに教わったような郷土料理が得意で素材にはこだわっている。そんな彼女がいきなりミッテラン大統領のプライベートシェフに抜擢される。
官邸は儀礼と規律の世界。会うひと全てに挨拶をして、中庭は横切ってはいけない、など事細かな決まりごとに支配されている。また男性優位の厨房では女性というだけで馬鹿にされ、実力を発揮すれば嫉妬から嫌がらせをされる。
それでも彼女は負けはしない。料理には自信があるし、大統領を満足させたい。「技巧的ではないシンプルなものを作ってください」と言う大統領とは、料理を通じて心が通い合っていた。
主治医の指示で脂肪や高カロリーなものに規制がつくようになる後半、夜遅く突然彼女の厨房にやってきた大統領。届いたばかりのトリュフの薄切りを全粒粉トースト(バターか粒マスタードが塗られていた)にたくさん乗せたものと赤ワインをおいしそうに楽しむ。「いじめられてるね。私もだよ」、「逆境だよ、逆境が強くさせる(正確には違う台詞かも)」と言う。頂点を極めた者同士が孤独をわかり合うような優しさに、胸が熱くなった。
彼女はその後、南極調査隊のシェフをしたりフォアグラ用ガチョウの飼育に敵した場所をニュージーランドまで見つけに行ったり、世界中でフランス料理の食材や普及に努める。
この素敵な作品は9月7日から公開。観賞されるときは、プログラムも購入されると楽しいです。彼女が大統領に作ったオリジナルレシピが載ってます。サーモンのファルシもサントノレも凄くおいしそう。シンプルな材料で、料理が得意じゃなくても作れそう。
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2013年8月1日 13:18
カテゴリー: 日記
東銀座のスタバでバニラクリームフラペチーノ。
私の夏の定番。チョコレート味のクリーム状で、シェークより濃くはなくフラッペよりはまろやかなものを日々求める。そう、それは胸の奥の渇きを潤すが為のよう。
スタバのチョコレート系フラペチーノは本物のチョコレートが入ってて、固形感がありえない!冷たい飲み物の中に粒々のチョコレートがあるのは、なんかムカつく。ズズっとすすると喉にチョコチップが張り付いて、段々溶けてくるのは愚の骨頂ではないか。
しかしながらサーティワンのミントチョコは許せる。何故なら、あれは初めから固形物のアイスクリームというものであるからだ。潔い。アイスクリームとチョコレートの溶け温度が違い、チョコが残るのは難点だが、喉ではなく口内に残るし、それくらいはご愛敬というものだ。
そんな理屈をこねくり回すひとり孤独な私は、バニラクリームフラペチーノにココアパウダー(無料入れ放題)を死ぬほどトッピング。後半はこのようになる。
もはやバニラの面影はない。薄気味悪い茶色の泡立った液体だ。スタバにナツメグがあった時期もある。あの頃、私はナツメグ女だった。ココアパウダーとナツメグを入れまくるヤバく危険な女だった。
ときは流れるものね。
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2013年8月1日 08:59
カテゴリー: 映画
イケメンが、追い詰められ破滅して行く姿、なんてソソるのでしょう!
『黒いスーツを着た男』はフランス=モルドヴァから届いたフィルム・ノワール。貧乏な生まれの男が、成功を掴めそうになった矢先に起きたアクシデント。車のセールスマン主人公アルは会社の社長令嬢との婚約中だ。バチュラーパーティーで馬鹿騒ぎした深夜のパリでひとを轢いてしまう。友人に促されそのまま逃走。故意ではないし一瞬のことだった。これを目撃し救急車を呼ぶジュリエット、轢かれた不法滞在のモルドヴァ人の男の妻ヴィラ、この3人は全く違う世界に生きてきたのだが、事件を境に密接な関係になって行く。
アルは婚約者にも心を閉ざし、罪の重さに苛まれる。目撃者のジュリエットはお節介というか完全な善意で被害者一家を思いやる。被害者の妻ヴィラは生活も苦しく仕事が休めない。夫は不法労働者だ。アルが本当に悪い奴だったらそのまま終わっただろう。秘密を抱えるのは辛く、嘘を隠す為の嘘はエンドレスに続く地獄だ。
アル役のラファエル・ペルソナはアラン・ドロンの再来と言われる美形俳優で、これは当たり役。「イケメンですね」と広報担当の方に言ったら、「来日した彼はもっと素敵でした!動いてる方がいい」とおっしゃっていた。映画も動いてると思うけど~(笑)ともかく女性の心を掴むのは間違いないらしい。
ぴりぴりした緊張感いっぱいの本作、公開は8月31日から。
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