世界一美しい本を作る男

ドイツの小さな出版社シュタイデル。経営者のゲルハルト・シュタイデルは独自の印刷技術を持ち、ノーベル賞作家ギュンター・グラスや写真家ロバート・フランク、シャネルのカール・ラガーフェルドなど世界中の天才たちが顧客。数々の有名写真家が何年も待っているという。
そんなシュタイデルの仕事風景を追って映画にしたのが『世界一美しい本を作る男ーシュタイデルとの旅ー』。
撮ったのは『エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン』のゲレオン・ヴェツェル。『エル・ブリ~』も職人的な神業を追いかけた作品だった。水や泡がアートに、しかも美味しそうになる過程が面白かった。このゲレオンさんはドキュメンタリー作家らしいが、元々は考古学者でスペインの研究所にいたらしい。だからなのか視点が不思議。物の細部にとても興味があるのだと思う。エル・ブリの天才料理人や、シュタイデルのような芸術的感覚を持つ印刷者に対し、凄く上手くアプローチする。
本作のシュタイデルは印刷屋ではあるが顧客の要望に応える為に自ら飛行機に乗って出向く。作品選びから加わり、ディレクション、レイアウト、印刷、製本、出版まで自社で行う。社会のニーズも考慮して手に取りやすいビジュアルとアートさが絶妙な素晴らしいものを作る。特に写真の色味が美しい。紙に写すと若干の劣りはあって当然だろうが、彼の作業後は元より更に美しくなる。こんなにまで違うなら、そりゃ一流のひとたちは離さないだろう。
それを撮ってるゲレオンさんも、かなりのこだわりをお持ちのようだけど。
9月21日からシアターイメージフォーラムにて上映される。興味のある方はぜひ。
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冷やし明太とろろそば

10分だけ時間があったから六本木交差点近くの富士そばへ。お昼時って混んでる。意外に時間かかる。
冷やし明太とろろそば。こういうの目黒のはなまるうどんでも食べた。でも富士そばの方が馴染む。明太子があるとわさび入れてくれないのが不満。辛いのはなんでも好き。ごちゃごちゃな味になってもあるだけ入れたい。
だからカウンターにある七味唐辛子をばんばん振りかけて食べた。そば湯もたくさん飲む。葱臭い私・・・。
これから観るのはニコラス・ケイジとかジョン・キューザックが出るサスペンスもの。以前、ある試写会に間違って行ってしまったことがある。私はそういうのしょっちゅう。でも「本作も観て行かれませんか」と言って頂きそのまま観てしまうことが多々ある。これはそんなとき、「こっちもオススメなので是非」と、くださった試写状を持ってきた。大きな劇場用作品だから私などお呼びではないけど、せっかくなので。
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晩夏のサンタ

ランニングを再開した。公園のサンタ(因縁の掃除おじさん)と遭遇しないように細心の注意を払い走る。
お、あっちにいるぞ!って日は即座にコースを変え早々に走り終えるようにしている。
今日は掃除おじさん同志で喋ってた。でも夏バテなのかあまりテンションが高くない。なので普通に前を走る。「おはよう」とだけ言うサンタ。今気付いたんですよ、とばかりに「あ、おはようございます!」という私。それでスルーできた。ああ、よかった。
サンタは夏仕様に変化してた。ハンチングは麦藁帽子に、眼鏡はゴルゴグラサンになっていた。ヒゲは変わらず。夏ヒゲとかはないのか。
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