ベルヴィル・トーキョー
イメージフォーラムでフレンチ・フィーメイル・ニューウェーブの上映が始まった。
フランスでは女性監督ブームが来てるらしい。イギリスのガーディアン紙が、この動きをフレンチ・フィーメイル・ニューウェーブと名付けたそうだ。
今日はエリーズ・ジラール監督の『ベルヴィル・トーキョー』を観る。これを一言でいうなら、フランス版ダメンズウォーカー。妻の妊娠でビビる駄目男に「あんた馬鹿?」って10回くらい言いたくなった。浮気はする、しょっちゅうキレる、トーキョー行ってくると嘘つく、お腹の大きくなった妻のことをクジラと言う、などサイテー男っぷりは気持ちいいくらいだ。女性監督はこういうの撮りたいんだなと思った。
主演はヴァレリー・ドンゼッリ。『わたしたちの宣戦布告』で監督・主演した美人。一瞬、彼女が撮ったのかと思ったが違った。フィーメイルニューウェーブの仲間であることは間違いないだろう。
このイベントは5月10日まで続くそう。他の作品も楽しみだ。