ニュースタイル

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今年初めてのヘアサロン。自由が丘のBunaff(ブナフ)。
ずっと伸ばしてきたけど、気分を少し変えたくてカットとカラー。スタイリストの虻川さんにほぼお任せ。とってもセンスいい!新しい感じになった。

ルビー・スパークス

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IKEAレベルのポップさ、可愛らしい『ルビー・スパークス』。
空想の女の子が実際に出てきて恋愛してしまう話。脚本も演出もキャストも衣装も背景も全て良かった。
なのに吐き気がしてしまう私。自分の踏み絵であったかもしれない。
露出狂かっていうほどパンツ見せるくせに、交接シーンは見せない不潔さ。中途半端に少年っぽい作家の男。二重顎に太い足でも可愛いの、だってあたしなんだもん的傲慢さ。カラータイツにミートローフに赤いエプロン。ガーリー、ガーリー、ガーリー。
完全なるオンナノコの世界観。多くの女性が共感するだろう。果たしてリアルな男性がこういうのに「くる」のかどうかは不明。「くる」としてもオンナノコの意図するものとは違った視点なんだろうと思う。
もちろん私もオンナノコなので激しく共感した。

冬花全開

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霜が降りる朝でも、冬の花は元気。色とりどり。
今日も頑張っていこう。

ダイアナ・ヴリーランド

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『ダイアナ・ヴリーランド~伝説のファッシニスタ』を観た。
攻撃する、エレガンス。かっこいい。私はファッションにさほど興味はない。でもアートまで昇華されたものは面白いと感じる。
アナ・ウィンターのドキュメンタリーも面白かった。『プラダを着た悪魔』は観に行かなかったけど、ドキュメンタリーは映画館で観た。背筋が冷やっとした記憶がある。もっと頑張らなきゃと思った。
ダイアナ・ヴリーランドはもっと古いひとだ。ベルエポックの頃に少女だったそう。パリの輝いていた時代の洗礼を受け、絶対的な美意識を育て、後のアメリカファッションを開花させる。
映像に残る彼女は赤い部屋(地獄の庭と呼ぶリビングルーム)でダミ声で喋っていた。すごい。真っ赤な唇と爪の老婆、悪魔のようだ。圧倒的にかっこいい。旦那さんが亡くなって葬儀のときは白い服を着たらしい。変わったひとがいるもんだ。
「スタイルこそすべて」と彼女は言う。私もここ最近はそう言っている。プロレタリアでもなく何かへの反逆も意識せず、ただスタイルを貫くことで戦う。それはアートの正しい生き方だと思った。

マルタ

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ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの1975年製作『MARTHA』を観た。
やはりメロドラマ。主人公の女性が結婚した相手が、とんでもなく抑圧的なサディストだったという話。
不条理な心理サスペンスと聞いていたが・・・「煙草はベランダで吸ってくれないか」っていうのは極真っ当ではないか。「吸うな」と言われてるわけじゃないし。次の時代じゃ喫煙自体が嫌われるんだぞ、突っ込みを入れたくなった。
「僕の仕事を理解して欲しいから、この本読んでくれる?」と専門書を渡されたら、確かに負担だけどそれほど不条理だとは感じない。
首に激しいキスするくらい、いいじゃな~い!イケメンでお金持ちでセンスもいい男じゃな~い!とニューハーフのおねえさんのような感想を持つ。働かないで女に依存しながら暴力振るう男も未来にはたくさんいるんだぞ、とまた突っ込み入れた。
私は女性の敵かもしれないと、少しブルーになる作品だった。