ダイアナ・ヴリーランド

luki オフィシャルブログ-130108_1645~01.jpg
『ダイアナ・ヴリーランド~伝説のファッシニスタ』を観た。
攻撃する、エレガンス。かっこいい。私はファッションにさほど興味はない。でもアートまで昇華されたものは面白いと感じる。
アナ・ウィンターのドキュメンタリーも面白かった。『プラダを着た悪魔』は観に行かなかったけど、ドキュメンタリーは映画館で観た。背筋が冷やっとした記憶がある。もっと頑張らなきゃと思った。
ダイアナ・ヴリーランドはもっと古いひとだ。ベルエポックの頃に少女だったそう。パリの輝いていた時代の洗礼を受け、絶対的な美意識を育て、後のアメリカファッションを開花させる。
映像に残る彼女は赤い部屋(地獄の庭と呼ぶリビングルーム)でダミ声で喋っていた。すごい。真っ赤な唇と爪の老婆、悪魔のようだ。圧倒的にかっこいい。旦那さんが亡くなって葬儀のときは白い服を着たらしい。変わったひとがいるもんだ。
「スタイルこそすべて」と彼女は言う。私もここ最近はそう言っている。プロレタリアでもなく何かへの反逆も意識せず、ただスタイルを貫くことで戦う。それはアートの正しい生き方だと思った。