マルタ

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ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの1975年製作『MARTHA』を観た。
やはりメロドラマ。主人公の女性が結婚した相手が、とんでもなく抑圧的なサディストだったという話。
不条理な心理サスペンスと聞いていたが・・・「煙草はベランダで吸ってくれないか」っていうのは極真っ当ではないか。「吸うな」と言われてるわけじゃないし。次の時代じゃ喫煙自体が嫌われるんだぞ、突っ込みを入れたくなった。
「僕の仕事を理解して欲しいから、この本読んでくれる?」と専門書を渡されたら、確かに負担だけどそれほど不条理だとは感じない。
首に激しいキスするくらい、いいじゃな~い!イケメンでお金持ちでセンスもいい男じゃな~い!とニューハーフのおねえさんのような感想を持つ。働かないで女に依存しながら暴力振るう男も未来にはたくさんいるんだぞ、とまた突っ込み入れた。
私は女性の敵かもしれないと、少しブルーになる作品だった。