女としてどうよ

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さっき帰宅したら、母がお友達をたくさん呼んで新年会の真っ只中だった。楽しそう。
邪魔するのも悪いので荷物を玄関のクローゼットに隠し、駅前まで戻る。
こういうときは、ひとり居酒屋だ。五人前くらいのサラダをひとりで食べられて嬉しい。
文庫本も常備してるので数時間は退屈しない。
女としてどうかは知らん。

ローラ

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ファスビンダー3本目も観てしまった。1981年の『ローラ』。
スタンバーグの『嘆きの天使』を50年代のドイツに置き換えリメイクしたもの。マレーネ・ディートリッヒにあたるひとも金髪の綺麗なおねえさんだった。
ファスビンダー作品、全て観たわけではないが、これが一番馴染んだ。人間味があった。他の作品に出てくる女は形にあてはめられたような変なものだった。感情のない悪女だったり、ただ泣いてばかりのオロオロ女だったり。ゲイって本当にオンナを憎んでるのね~、と思ってた。
『ローラ』は色が素敵。オープニングの文字(たぶん出演者の名)が流れるとこは、茶系の背景に赤とピンクと薄いピンクと緑の文字。すごく鮮やかでポップだ。
ナイトクラブは赤いベルベット、売春部屋の内装は透明感のあるショッキングピンク。照明もいちいち美しい色がついていた。素晴らしい。
翻弄される真面目な役人の部屋は剛健なドイツっぽい感じだが、50年代のモダンさもあるスタイル。
話は相変わらずに不条理メロドラマ。でもそんなことより自らの美を具現化したかったかのように感じた。

渾身傑作

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稀にみる最高なアートを産み出してしまった。
私は天才だ。