モラルの破壊

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今観たもの、『悪童日記』。ドイツ、ハンガリー合作映画。アゴタ・クリストフ原作小説の映画化。
双子の少年目線の第二次大戦下で残酷になっていく人間性が描かれる。強く生きる為に訓練を自ら課し、感情も押し殺して耐える彼らの姿が哀しい。
小説よりも淡々と冷たく進んで行く感じがよかった。

香港ノワール

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これから観るのは、『レクイエム 最後の銃弾』。骨太そうな中国=香港の作品。
これ系の韓国映画はたくさんあるけど香港ものはそんなにない。
リアルな世界ではマフィアとか麻薬のダークサイドが深そうな香港。かっこいい俳優さんもたくさんで楽しみ。

それでも、世界が続くなら

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さっき観たもの、『わたしは生きていける』。
シアーシャ・ローナンが出てくると、いつもこんな感じだ。こんなっていうのは、じとっと暗く湿った感じ。
アイルランド系の血を引くせいか、薄曇りっぽい雰囲気を醸し出す。もちろん私はその暗さか大好きだ。
『ラブリーボーン』は「殺されちゃった私」の話だし、『ハンナ』は凄腕スナイパー少女だったし、『ビザンチウム』に至っては吸血鬼だ。
そんな彼女が今回はフツーの10代をやるというので楽しみだった。確かに前半ちょっとはフツーだった。アイメイク濃く鼻ピアスにヘッドフォン。10代らしい神経質さを頭の中に廻らせているような。
しかし!後半はまんまじゃないですか〜、シアーシャちゃんらしいサバイバル血まみれっぷりでした。それはそれでよかった。
絶望の闇というシチュエーションも、南ウェールズ地方の美しさに合っていた。(山田ルキ子)

幸せに生きていく それが最大の復讐

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昨日観たもの、『ソウォン/願い』という韓国映画。
性的暴行事件により障害も抱えてしまう八歳の女の子と家族の話。実に酷いもので可哀相過ぎ。
でも乗り越えようと奮闘する人間のパワーと、癒そうと必死になる周囲の愛情に感動する。とても良い作品。
犯人役の俳優さんが上手くて、リアルに不気味だった。これやって、韓国中から恨まれるんじゃないかと個人的に心配した。

胡瓜とブラックベリー

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今朝採れたもの。
私の弱小畑の胡瓜。曲がってるもの数本。
庭に点在しているブラックベリーたくさん。すっぱいけど柔らかめの探すと甘い。
あまりに野生過ぎて写真に撮ってないスペアミントをざる一杯。モロッコ系ミントティーにする。