海老はいない

母の入院してる病棟に水槽がある。熱帯魚がキラキラしてきれい。
私の音楽は暗いけど、キラキラしてるものが嫌いなわけじゃない。むしろ明るい方が心地いい。
この水槽には1cmくらいの透明な海老がいる。でもあまり出てこない。どこかに潜んでる。あれを見られた日はラッキーな日になりそうな気がする。
出口はもうすぐだよね。
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コン・ティキ

壮大なロマンとはこういうことか、と深く頷く『コン・ティキ』。1947年に南米ペルーの港から南太平洋のポリネシアを、丸太と麻ロープで作ったいかだで目指した男たちの冒険。ノルウェーの人類学者トール・ヘイエルダールはポリネシア文明と南米の古代文明のつながりを実証したかった。誰にも見向きもされない学説だった。
そして彼は決意する。古代と同じ材料で作ったいかだコン・ティキ号で太平洋横断してみせると。
同乗する船員のチョイスには苦労した。だってあまりにも無防備ではないか。それでも、死と隣り合わせの冒険をしたいという数人の仲間を見つけ航海に乗り出した。
これはアカデミー賞とゴールデングローブ賞の外国語映画部門でWノミネートという、ノルウェー映画として初の快挙を成し遂げた作品。迫力溢れる影像と感動的なストーリー。誰もが戦う勇気と友情に心を揺さ振られることだろう。また冒険の犠牲になる愛のはかなさに切なくなるだろう。
是非とも劇場へ。6月29日よりロードショー。
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今年の紫陽花

部屋のサビたものコーナーに加わったもの。
妙に青い花。これは庭の紫陽花を乾燥させたもの。ついこの間まで咲いていた。前の茶色化したのと比べると色がキツい。早くくすんでくるといいな。
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ハーモニカ

ライブで使う予定のハーモニカラインナップ。たぶん7本使用。
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欲望のバージニア

禁酒法ってすごい。お酒を飲むのがいけないってことでしょ。そんな時代があったとは。『アンタッチャブル』とか『ゴッドファーザー』なんかも、そんな時代が舞台の映画。そして2013年は『欲望のバージニア』。
これは凄く粋な色合いの作品。主人公は絶対に死なない不屈な三兄弟。タフな男たちはくすんだアースカラーで、身体を張った力強さを醸し出す。ゲイリー・オールドマンはお決まりのギャングボス!都会から流れてきた謎の女は透けるような白い肌にミントグリーンやワインレッドの服をまとう。そして驚嘆なのは悪徳警官のガイ・ピアース。べったりと撫で付けた黒髪は真ん中分け、眉毛ナッシング。趣味の悪い、でも高そうなスーツを着るサディスティックな残忍野郎。これは一見の価値あり。『イノセントガーデン』のミア・ワシコウスカは清純なお嬢様で相変わらず可愛い。
全編が心地好い音楽のような印象があるのは、ニック・ケイブ手がける脚本と音楽の賜物だろう。
かっこいい三兄弟は実在の人物で、孫が2008年に書いた小説が本編の元になっている。この伝説は沢山のひとに愛され、彼らと同じタトゥーを入れるひとまでいるという。
タフ男と悪い男、勝つ男と負ける男、でも一番強いのは折れそうなほど細い女だった。
6月29日より全国ロードショー。
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