夜は映画

今夜も夜は部屋でDVD観る。
『ヒート』か『ベルベット・ゴールドマイン』か『ビフォア・ザ・レイン』の三択。バーボンも飲む。



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フィルス

『トレインスポッティング』のアーヴィン・ウェルシュが原作の『フィルス』。
ヤバそうなジェームス・マカヴォイの、どアップが印象的。ひとことで言うなら「絶望したコメディ」だろう。
卑劣で極悪なブルース・ロバートソンという刑事が下品でクレイジーなことをしまくる。なにゆえにここまで堕ちるのか、汚物の匂いが漂ってきそうな影像に観客は笑うしかない。
今期のコメディ系映画で『セブンサイコパス』がポジティブな笑いなら、『フィルス』はネガティブな笑いだ。でも何故か憎めない。精神を病んだ男の悲劇的な物語りであるからだろうか。後味もなんか嫌だなって感じ。まぁ、そう意図され作られてることが十二分にわかる。
FILTHの意味は英国のスラングで警察、ごみ、汚物、悪態卑猥な言葉、淫らな考え、堕落、悪党、売春婦などのことだそう。よく表したタイトルだ。
11月16日からシネマライズにて公開。






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