今月の山田ルキ子

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こんにちは。Cut12月号発売中です。
私の映画コラム『小さなスクリーンの中で生きていたい』は44回目。取り上げたのは『世界の果てまでヒャッハー!』と『ソーセージ・パーティー』です。
両作品とも、これ以上ないっていう程、アホで下品なコメディです。
でも私が取り上げるのは理由があります。
ただのバカ作品では決してありません。
そんなところを読んでいただけたら嬉しいです。

ヒャッハー!はオサレな国、おフランスの映画です。ソーセージはコメディ界の風雲児、セス・ローゲンが仕掛けた爆弾です(笑)
こういうコメディ、ホント好きだなあと私はつくづく思います。

ご鑑賞の参考にぜひご一読ください。

今月の山田ルキ子

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おはようございます。肌寒くなってまいりましたが山田は元気です。CUT11月号、私の映画コラム『小さなスクリーンの中で生きていたい』は43回目。
今月取り上げましたのはアトム・エゴヤン監督の『手紙は憶えている』とヴィム・ヴェンダース監督の『誰のせいでもない』です。
サスペンスフルな2作品です。
エゴヤンのこの新作は未だかつてない描き方のホロコースト。とても面白くお勧めです。
ヴェンダースも現役感バリバリです。新しい3D表現で驚かせてくれてます。
是非ご鑑賞の参考にご一読ください。

昨日お伝えしました、私の3rdアルバム『その瞬間、見えた風景。』のインタビュー記事も一緒にご覧くださいね。

毎日がホラー

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こんにちは!"毎日がホラー"という曲にちなみまして、近々公開の怖い作品を並べてみました。『ブレア・ウィッチ』は『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の正統続編。
『シークレット・オブ・モンスター』は独裁者の少年時代を描いたもの。
『五日物語』は女性の業の怖さが見られます。

昨日発売になりました私の新作アルバム『その瞬間、見えた風景。』についてのレビューやご感想、嬉しい限りです。ありがとうございます!http://sp.ro69.jp/blog/cut/149464
http://sp.ro69.jp/disc/detail/149399
http://sp.ro69.jp/news/detail/149469?count=10&topic=3

今月の山田ルキ子

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おはようございます。祝日ですね。大して変わらない生活ですが、山田はなんとなく嬉しい気分になります。

Cut10月号が発売です!
私の映画コラム"小さなスクリーンの中で生きていたい"は42回目。長々と続けさせていただいて感無量です。
今回取り上げましたのはグルジア映画の『みかんの丘/とうもろこしの島』とインド映画の『PK』です。
以前このブログでも少し書きましたが、『みかんの〜』の2作品はとっても素晴らしいです。

グルジア(ジョージア)映画って日本人からするとあまり馴染みのない感じですが、とてもレベルが高く隠れた名作が多いのです。
私の好きなものを少し紹介しますと、
例えば『不思議惑星キン・ザ・ザ』

ヤバさ満点の笑えるSFです。クーっと言いたくなります。
また複雑な歴史を持つコーカサス地方の山脈をトレッキングするカップルを描いた『ロンリエスト・プラネット 孤独な惑星』

こんなものも見応えあります。これはジョージア映画ではないですが、この国の事情が垣間見られます。

また『PK』は大ヒットした『きっと、うまくいく』の監督&主演コンビがまた面白いもの作っちゃったな!って感じの作品です。
インドなのに宗教について真正面から疑問を投げかけるというもので、知的な新時代のインド映画だと思います。
http://pk-movie.jp/sp/

フィルムレビューではアンジェリーナ・ジョリー・ピット監督の新作『白い帽子の女』について書かせていただきました。https://m.youtube.com/watch?v=2Ob26MfxV10
ぜひご観覧の参考にご一読ください。
全国書店にて発売中です。

ある天文学者の恋文

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最近一番感動したもの。ジョゼッペ・トルナトーレの新作『ある天文学者の恋文』。私の琴線に触れまくりで、号泣しました。

トルナトーレ監督といえばもちろん『ニュー・シネマ・パラダイス』です。あの感動は今も色褪せることはなく、万人に共通する何かを与えるものだと思います。
その後も『マレーナ』だとか『海の上のピアニスト』だとかの力作もありました。しばらくぶりのヒットでは13年の『鑑定士と顔のない依頼人』では、彼としては珍しくサスペンスで現役ぶりを見せてくれました。

でも今回の新作は凄い!『ニュー・シネマ・パラダイス』に匹敵するといっても言い過ぎではないと思います。
軽くストーリーをいいますと、大学教授の天文学者と教え子が不倫関係にあるのですが、教授はあっという間に死んでしまいます。
けれど教え子の彼女の方にはLINEやら留守電やらビデオメッセージなどで毎日のように彼から連絡があるのです。おそらく死を予感した彼が現代の通信技術を使い、用意周到に準備したものだと思われます。そこにあるのは不倫とはいえ真実の恋をした男の姿で、その後の彼女を労わる明るいメッセージが残されてます。
しかしある深刻な話題で彼女が傷つき、メッセージの受信拒否(そういう設定も準備されていた)をしてしまい、状況は一転。
教授の家族との軋轢が現れたり、彼女自身のトラウマとの対決だったり。
そんなとき、ひょんなことから教授のメッセージ編集前の動画を見つけます。そこにはいつもの明るくカッコイイ彼ではなく、メッセージの途中で泣いてしまったり病状が悪化して咳込んだりする姿が見えます。どれだけ頑張ってメッセージを作っていたかが垣間見えます。
このシーンはニュー・シネマのラストシーン(カットされたキスシーンのフィルム)みたいに上手い。超号泣です。
けれどこの作品はここで終わりではなく、更に展開が続きます。その先の感動は是非劇場で確かめて頂ければと思います。

天文学者役はジェレミー・アイアンズです。彼は病的でヨレヨレな役が似合うけど、今回の恋にまっすぐな男というのもとても素敵でした。ヒロインはオルガ・キュリレンコ。彼女はボンドガールもいいけど、チェルノブイリのシリアスな映画『故郷よ』が私は好きでした。今回は相手のいない一人芝居のシーンが多くて大変だったでしょうが、凄く迫力ありました。

トルナトーレ作品ではお馴染みのエンニオ・モリコーネが音楽やってます。感動ものはさすがにお得意。っていうか大昔からずっとずっと現役ですね。タランティーノのもやってたし、いつ寝てるんだろう。謎のパワフル高齢者。

9月22日からロードショーが始まります。
ぜひ観てみてくださいね。