ハーモニカ治療

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たまにはこんなこともやります。

私のボロハーモニカはネジがよくなくなります。
マリンバンドに限ってですが。写真のハーモニカ、左右にあるネジ(釘)が上二本ないです。

こいつはクセ者です。
チューニングの度に何処かへ飛んでいってしまいます。
ライブ当日に現場でチューニングして、飛んで行ったことは数知れず。
4ミリほどのやつなので数メートル先に飛ぶとほぼ行方不明です。
家なら隈なく捜索し発見できるのですが、ゴミやホコリだらけのライブハウスでは不可能です。

そんなことが重なり、私のハーモニカたちはネジの幾つか消えた可哀相なものが多いです。
勿論そんなことは気にせずガッツリ使ってます。
しかし先日のリハーサルでカバープレートがズルズルとズレてきました。
これは焦ります。
ハーモニカの世界というのは、機密性がどうのとか材質の良し悪しまで非常にうるさい(ウザい)です。
私のカバープレートがズレるなど言語道断という感じでしょう。

機密性にも材質にもこだわらない私ですが、さすがに治療しました。
同じ型の残念ながら脳死になられたハーモニカ(リードが折れて回復不可能)からネジを抜き取り、息絶え絶えだけどまだ頑張れそうなものに移植します。

私はあまり名医ではないので心臓部のリード一本ずつの移植はできませんが、
ちょっと衰えた金属プレートを蘇らせることくらいはできます。

今回は角膜とか皮膚とかに近い移植でした。