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恐ろしく美しい映像美。ポルトガルのミケル・ゴメス監督が描く『熱波』。
モノクロとカラー、35mmと16mm、サイレントなど、こだわりの技法を駆使した傑作である。
死期の迫る年老いた女が願うこと、それはかつて愛し合った男との再会だ。コロニアル時代のアフリカやポルトガルの都市の風景が交差する。ペットの小さなワニ、ホームステイするはずだった女の子とか、印象的なアイテムが現れるシーンが続く。
「未来など曖昧で無意味」という台詞が耳に残った。
映画好きな皆様に、ぜひ観て頂きたい作品である。
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