今月の山田ルキ子

image1_2.PNG
Cut3月号発売になりました。
私の映画コラム『小さなスクリーンの中で生きていたい』は47回目です。

今回取り上げたのは『ラ・ラ・ランド』と『おとなの事情』です。
アカデミー賞間近なので、勝手なことを申し上げますが、『ラ・ラ・ランド』は賞レースにおいても強力だと思います。
おそらく作品賞と主演女優賞を獲得するのではと。
『ムーンライト』はいかにもアカデミー賞向けです。素晴らしい作品です。黒人ものでありゲイものでもあり。白人優位をバッシングされるのを恐れた審査員のオッサンたちがこちらにする可能性もあります。または監督賞にいくかも。
『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督の才能が『セッション』時より10倍にも開花したことはわかります。でもこの作品の題材自体がスタッフや役者の魂に火をつけてしまい、勝手に凄い作品に仕上がった感じもしたりして。だから監督賞は『ムーンライト』のバリー・ジェンキンスかなと。

『ジャッキー /ファーストレディ 最後の使命』はいい視点でした。ナタリー・ポートマンは年々ドスが効いてきます。可愛かったマチルダの面影は消え失せ、社会革命家のような凛々しい面立ち・・・私も彼女と同じヴィーガンだし、ああいう風にはならないように・・・いえ!あんな強い現代女性を目指さねば。

個人的に好きな女優はイザベル・ユペールやルース・ネッガなんですが。

やはりエマ・ストーン強しです。彼女の演技には泣かされました。そんなにいい女優だったっけ?と驚くほどです。

また今週木曜のbayfmラジオ”luki シンガーソングランナー”で喋ります。
何気に今季の私的イチオシ作品『おとなの事情』についても、順を追ってご紹介したいです。

何はともあれ、ぜひご鑑賞の参考にご一読ください。