水金に観たもの

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木曜日は祝日、金曜は午後まで作曲作業だった為、本数は少なめです。

まず『密のあわれ』。室生犀星の幻想文学を映画化した作品です。ちょっと不気味なエロって感じ。自由奔放な可愛さというより男の妄想?作家の葛藤が作りあげたメルヘンというテーマは面白いです。

次もまた二階堂ふみさん出演の『ふきげんな過去』。シュールなファミリードラマでした。演劇的な発想にチャレンジャーな勢いを感じました。二階堂さんは現代劇だと途端にリアルになって好きです。爆弾マニアな小泉今日子さんも素敵でした。

『幸せをつかむ歌』ではメリル・ストリープが場末のロックミュージシャンになってました。実の娘メイミー・ガマーが離婚で傷付いた娘役で出演。とてもよく出来てる感度作でした。私的にはメリル・ストリープの吹き替え無しのリアルプレイに驚愕しました。数ヶ月、ギターの特訓をして挑んだそうです。いろんなバンドマンを見てきた私ですが、なかなかあそこまで弾いて歌いロックっぽいパフォーマンスをできるもんじゃないです。名女優はなんでもできるのですね。まあ、ニール・ヤングに教えてもらったそうなので、凡人が辿る道とは違うでしょうが。

そして『すれ違いのダイアリーズ』。タイ映画ということで甘くみてましたが、やられました。素晴らしい!小綺麗な恋愛ものではありますが、アジアっぽいベタベタ感は薄く、感情移入しやすい感じでした。タイに実在する水上学校の先生の実話だそう。忘れ物の日記から会ったことのない相手に想いを募らせるというのも、素朴でロマンティック。しかしタイの女の子は足が綺麗で羨ましいです。

こんな感じの鑑賞でした。
来週はどんな作品に出会えるか楽しみです。