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昨日の夜に観たもの、『リアリティのダンス』。アレハンドロ・ホドロフスキーの23年ぶりの新作。
DUNEのドキュメンタリーを観たばかりで、これも早く行きたかった。
85歳とは思えないパワー溢れる作品だった。落ち着くとか隠居するとか、全く違う世界にいる85歳だ。軍事政権下のチリにいた自身の幼少期を描いている。元オペラ歌手の母は喋る台詞が全部メロディになっていて、いちいち笑えた。めちゃくちゃな父親は独裁者イバニュス暗殺の旅に出る。記憶をなくしてフリークスのベッドで目覚めるとこなど、『エル・トポ』を想起させる。
宗教と政治と哲学、現実と空想は入り混じる。独特のファンタスティックな映像にやはりアートな匂いを感じた。