きっと、うまくいく

私、とても感動したんです、いや、インドものなんですが・・・歌とか踊りとかじゃなくてね、主役の男の人がかっこよくて、いえいえターバンのヒゲっぽいのとは違って・・・。
『きっと、うまくいく』を観てから、映画好きだというひとに会うたびに、↑のように、しどろもどろに説明しようと試みた。どうも正しく伝わった気がしない。なのでブログの記事でまた紹介したい。うまく伝えられる自信はないが。
これは明日から全国公開される。非常に面白い。というか、狡猾過ぎる。170分もある。長くて辛いだろうな~、寝ちゃうかもな~、と正直思ってたのだ。とんでもない!苦虫を噛みつぶしたような顔で席についたとしても、20分後には笑い、30分後には考えさせられ、1時間後には泣いて、最後には思わず主人公たちと一緒に歌ってる感じだ。私ってそんな単純だっけ?と我が人格まで疑いたくなった。
全世界で大ヒットし、インドでは歴代興行成績を塗り替えた作品だ。もの凄いパワーに溢れた感動エンターテイメントである。
舞台はエリート軍団が集う超難関大学で、エンジニアを目指す若者たちが巻き起こす珍騒動の前半と、消えた主人公を探す10年後の後半。学歴競争の歪み、昨今のインドで深刻化している自殺問題、いまだ健在なカーストなど社会的なテーマに触れたかと思ったら、次は素敵な女の子が出てきてラブストーリーになり、出産の感動シーンに敵との和解、ライバルをコケにする大爆笑シーンに、謎解きのミステリータッチも出てきて、最後は水戸黄門方式で、オチなどわかり切ってるのにドキドキするような話。
やはりうまく説明できない。だって要素が多過ぎて何を言っていいかわからないのだ。しかし乱雑さは決してない。息つく間もないくらいに引き寄せられ、馬鹿になって共感している、知らぬ間に。
これは観てもらわないと、しょうがない。どなたかうまく説明してください。きっと、うまくいく、と思います。
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