毒はあるけどトゲはない

バラの中に蜜蜂が入っていった。

女のひとはよくキレるなぁと思う。疲れてるとイライラするし、ホルモンに振り回されて泣いたり怒ったり。
私も不安定な人間なので気持ちが痛いほどわかる。でもそれをダイレクトに表に出すと、大抵マイナスな事態になる。悔しい、許せない、負けたくない、そんな感情など湯水のように沸いてくるのが日常だとわかってきた。
毒はどうしようもなく溜まってゆく。妄想の中の私は、ぶつけられた悪意や憎悪の更に上を行くような極悪な行為をする。すっきりする。でも心は痛い。実際にその半分だけの量でも悪を出したとしたら、もっと痛くなるだろうなと安易に想像できる。
毒は持ってもぶつけなければいいのだ。トゲは刈り取ろう。ひとを傷つけるトゲさえなければ、花屋のバラとして売り物になる。
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