落ちている杏
- 2016年6月30日 10:18
カテゴリー: 日記
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梅雨空です。でもこんなときは走りやすくて嫌いじゃない。
この時期、近所の公園では杏が落ちてます。もう数は少ないけど通りかかるたびに拾って食べます。
そういえば長寿で知られるパキスタン北部のフンザの人々は杏をたくさん食べてるとか。自然にあって拾えるものだからなのか。
フンザ実験の話は有名で私が言うまでもないけど面白い。
イギリスのロバート・マッカリソンさんが半世紀も前にネズミを使って行なった実験です。
ネズミを3グループに分けて、ひとつはフンザ食、もうひとつはベンガル食、そしてあとひとつは英国食を与えて様子を見るというもの。どの国民食も低所得者層が普段食べているもので、フンザは小麦全粒粉を水で練って焼くチャパティと生野菜や果物などのローフード。ベンガルはスパイスを使ったカレーや乳製品などのラクトオボ系ベジタリアンらしきもの。英国のは白パンにマーガリンにジャムや缶詰肉など欧米の廉価な食事。
結果は歴然。2年3ヶ月の後、フンザ食のグループはなんら問題なく健康を維持したのに対し、ベンガル食のネズミの殆どに、器官に病変が現れ精神に異常も見られたらしい。英国食に至っては健康なネズミは一匹となく、共喰いまで見られたという。そんなフンザでは100歳以上の人がゴロゴロいて元気に野良仕事もしてるらしい。
お茶とチャパティとその辺の果物や野草を生のまま摘むだけで一生元気だとは羨ましい限り。
でも昨今は欧米のいろんなものが入りこみ長寿伝説は崩れてきたそう。
大腸ガンとか乳ガンとか欧米に多かったものが日本に増えてきたことと、どこか近いものを感じます。
そんなことを思い出しました。
杏パワー、ちょっともらえた本日です。