アカデミー賞、全て発表されました。
作品賞は『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
主演女優賞は『アリスのままで』のジュリアン・ムーア
主演男優賞は『博士と彼女のセオリー』のエディ・レッドメイン
監督賞は『バードマン ~』のアレハンドロ・G・イニャリトゥ
脚色賞は『イミテーション・ゲーム 天才数学者の秘密』
脚本賞は『バードマン ~』でアレハンドロさんと数名で書かれた脚本です。
作曲賞は『グランド・ブタペスト・ホテル』、アレクサンドル・デスプラの音楽です。
バードマン強かったです。アメコミヒーローの落ちぶれ話は確かにウケそうです。
ジュリアン・ムーアはよかったと本当に思います。最近の彼女はノってるを通り越し、若干ヤケクソ?くらいに何でも全力で頑張ってた印象です。それもこれも、彼女の実力を正しく評価されてなかったからだと私は思ってました。賞レースで勝つことが全てではないですが、ひとつの証明にはなると思います。
エディ・レッドメインがやったホーキンス博士も最高でした。病気の進行表を作り、この時期ならレベル幾つだとか計算し、肉体表現をしていました。
撮影はストーリー順に進むわけではないので、筋肉が動かなくなる状態を撮影に合わせてコントロールしていたそうです。また彼はホーキンス博士のユニークさや可愛らしさもうまく表し、素敵なラブストーリーとして成立させた功績は大きいです。これから大活躍する役者さんだと思います。
『イミテーション・ゲーム ~』が脚色賞だけというのは少し悔しい感じがします。実在の物語ということで作品賞には至らなかったのでしょうか。カンバーバッチも凄くよかったのです。この話を映画化することは人類にとって意味があると、心から思える作品でした。かつて『シンドラーのリスト』はあんなに評価されたのになぁ・・・
それにしても『グランド・ブタペスト・ホテル』がたくさん受賞したことは嬉しいです。アレクサンドル・デスプラは『ムーンライズ・キングダム』でも音楽担当でした。彼は独特のものをいつも作ります。
今回のは東欧チックだけど新しい、なんか変な雰囲気を醸しだすもので、ウェス・アンダーソン作品らしい色付けをしてました。
私的には『フォックス・キャッチャー』も推しでした。かすりもしなかったー!オリンピックメダリストを殺す富豪の話で、凄い闇が見えて好きな作品です。
賞やメジャー、インディーズ、関係なく、好きな作品はこれからも応援して行こうと思います。