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本日三本目に観るのは、『神々のたそがれ』。2013年に死去したアレクセイ・ゲルマンの遺作です。
ソビエト連邦成立以降の実際の歴史的事象を題材にしてきたゲルマン監督作品としては、かなり意外に感じるSFです。
でも実は構想には35年、製作には15年掛けてきた渾身の遺作でです。
ストルガツキー兄弟によるベストセラーSF小説『神様はつらい』を読んで、自身の監督第一作目の原作にしようと思ってたそうです。
社会情勢により映画化は実現できず、やっと作れたけれど撮影後半で亡くなってしまったとのこと。
同小説が初めて映画化されたのは『惑星アルカナル』。原作者はゲルマンを監督に所望したとされるけれど、ドイツのペーター・フライシュマンが作ったという話もあります。
時間も事情も重ねて、やっと完成したこちらの作品、とても楽しみです。