-
次に観るのは、『パリよ、永遠に』。
第二次世界大戦末期、ナチス・ドイツ占領下のフランスで、美しいパリを許せなかったヒトラーが「パリ壊滅作戦」を実行しようとしていた史実があるそうです。
その、とんでもなくふざけた事態を救った一人の男の話が、この映画です。
監督・脚本は『ブリキの太鼓』のフォルカー・シュレンドルフです。2014年に公開となった『シャトーブリアンからの手紙』もナチス占領下のフランスを舞台としたもので、無実の人々が処刑されるシーンの静寂さが心底恐ろしい作品でした。
この新作はまた少し趣向が違うようで、スリリングさやウィットに富んだ駆け引きなども楽しめるようです。
仏独の和解をいつもテーマにしているシュレンドルフ監督。今回はどんな風に見せてくれるか、非常に興味深いです。