殺し

luki オフィシャルブログ-130316_1302~01.jpg
ベルナルド・ベルトルッチのデビュー作『殺し』を観る。1962年のもの。
すごい。痺れた。
もっと難解でつまらないものだろうと覚悟していたが、予想に反し面白かった。
草むらで発見された女の死体。一体誰が殺したのか、探っていく。その晩に近くにいた者のエピソードがそれぞれ描かれる。
こういう形の推理ものって、今でこそ定番だと思うのだけど、ベルトルッチは1962年に21歳でやってる。天才って若いくせに老成してる。なんかムカつく。
でもイタリアものらしく大人の男がメソメソ泣くシーンが数ヶ所あった。そんな感性はちょっと可愛いから許す。
写真はこれから公開予定のベルトルッチ新作のポスター。10年ぶりだそう。予告編を見たら壊れた青春ものの匂いがした。これは絶対観たい。