月火に観たもの
- 2016年2月17日 14:29
カテゴリー: 映画
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まず『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』。
アイヒマンの実物映像というのは数度目にしました。『アンナ・ハーレント』の悪の凡庸なひとですね。ナチスの親衛隊員でユダヤ人追放のスペシャリスト、ユダヤ人列車移送の最高責任者です。
1ミリも疑うことなくナチス戦犯なのですが、この作品で描くのはそのホロコーストの闇を暴く史上初の裁判放送に命を懸けた男たちの話です。マーティン・フリマン、アンソニー・ラパリアといった凄腕キャストがテレビマンに扮していて、見応えのある作品でした。ホロコーストものは出尽くした感がありますが、こういう視点は新鮮です。
『アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー』はここ数年、映画作品にもよく登場するアイリス・アプフェルのドキュメンタリー。とてつもなくお洒落さんなのですね、この女性は。その人生哲学も素晴らしく刺激的でした。
本編中に100歳のバースデーを迎えられた旦那様はその後亡くなられたとのこと。また監督のアルバート・メイズルスも88歳で最近他界。本作が遺作となったそうです。生きることが楽しくなるような作品を遺してくれて感謝です。
そして『追憶の森』。ガス・ヴァン・サントやるなぁと思わず呟きました。素晴らしい!
マシュー・マコノヒー、渡辺謙、ナオミ・ワッツという怱々たる面々が出ています。富士の樹海が主な舞台で、自殺稔慮から遭難、サバイバル、スピリチュアルな種明かしまで繋がって行くストーリー。よく出来てます。泣いてしまいました。
私はこれからライブのリハーサルです。
新曲も練習してなかなか良い感じになってきました。
早くお披露目したいです。
どうぞ3月1日は渋谷LUSHへお気軽に足をお運びください!