考えることもある

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おはようございます。

私はハーモニカを吹きますが、ブルースハープについて誤解が多いと思ってます。
適当に心のままに吹き鳴らすと思われがちなとこです。

とんでもございません!
知識なくできるものではありません。

そりゃ、決まりきったコード進行を同じキイのハープで吹けばそれなりにはなります。
もうちょっとかっこよくしたいと、4度上のハープを選べば2ndポジションというのになり、それを適当に吹けばそれなりにかっこいいです。

しかしそれ止まりなんです。
フォークやロックのひとがやってるのは大体そんなくらいのプレイで、それも確かに良さはあります。
勢いとか叙情的とかの効果音として使えます。

でも私は過去に、そういうの凄く阿保らしく感じ、変える努力をしました。
痩せ細るほど頑張って練習しました。

だからその大変さがわかってて、適当に吹くことに抵抗があります。
ひとに聴いてもらうレベルになるには真剣にトレーニングしなければいけないと思います。曲のコード進行に対しどの音が一番かっこいいか紙に書きだし、実際にプレイできるか試し、いけそうなフレーズを思いつけば忘れないように録音し、朝から晩まで練習します。

たぶんプロフェッショナルなハーモニカ奏者は皆そうしてる、若しくはもっとやってます。

歌も同じようにトレーニングしました。でも歌は誰でも歌えるというもの故、あまり効果が伝わりづらいのが悔しいところ。

曲作りも、私は多作と言われますが、簡単にできるようになった訳ではありません。
ジャズやスタンダードの数々のフレーズを一年半かけて暗記しました。
難解なフラメンコのメロディを追う練習を三年やりました。
そうしたらギターの音を聞くだけで新しいメロディが出てくるようになってました。
歌詞作りは、何冊も本を読み言葉貯金を増やして、挑んでいます。文章を書くときはかっこいい言葉の使い方を常々考えるので、それも歌詞力をつける練習になります。

とにかく感性でビギナーズラックのようにできる訳ではない、とたまに言いたくなります。
顔がどうとか服がどうとか、なにを喋ったかとか、性格がどうのとか、音楽をやる人間としてどうでもいいことばかりで評価されるのは悲しいことです。

今週はスリーマンライブもあります。
気合いを入れて頑張ります!