薄曇りの日

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土曜の午後、まったりしたいとこですが、そろそろ出かけます。
スタジオで曲の調整作業をする予定です。

朝起きて走りました。でも足が痛くなりそうな気がして躊躇してました。
3時間10分のメニューがアプリに出されます。
まあ、30分できたらいいかなぁ
負けた気分が残ったら嫌だなぁ
などと考え、途中でプールに変更もできるようにしました。

水着の上にランニングウエアを着て、左右のポケットに水泳帽とゴーグルを入れ、水泳タオルはランパンに挟み、小銭と鍵は胸のポケットに。
スマホは腕に取り付けてます。

プール方面にある小川沿いを走ってました。
しかしなんか調子が出てきてしまって、途中でやめるのがもったいない感じになりました。

究極、ロングラン用の河川敷に移動し上流に向かって走りました。
10キロ超えてもうやめようかなぁ、と弱気になったとき、私を追い抜かして行くオッサンがいました。

ガリガリ貧相な白髪の癖に~!とムクムクと闘争心が沸き上がりました。
チクショー、追い抜いてやる!と頑張り、しばらくオッサンと張り合ってました。

しかし私のアプリが
「ワークアウトの半分が終了しました」
と告げたので、潔く引き返しました。
というのは、半分過ぎて更に進むと後が大変なことになるのを経験済みだからです。

もう走れん~、死ぬ~、となった頃に初めて引き返そうとすると地獄です。相当な距離をチンタラ走らなくてはなりません。走らねば帰って来られないのです。
歩いたり休憩したら最後、足の痛みに気づいて一歩も進めなくなります。
小銭しかないとタクシーにも乗れません。

そんなこんなで引き返した訳ですが、自販機でレッドブルを買い走りながら飲んでたら、例のオッサンも引き返してきました。
またもや追い抜いて行きます。
チョームカつく~!と追いかけました。

でもよく見るとオッサンはかなりの上級者のようでした。どこかのウルトラマラソンのTシャツ着てました。
ウルトラというのはフルマラソン以上の距離を走るやつで、100キロ超えも普通です。
そんな大会出るから貧相に痩せちゃって白髪になるんだよ~、と負け惜しみに悪態をつきます。

後半はオッサンのペースが上がり一気に遠くなりました。先の風景の中でウルトラTシャツが点になりました。

私はまだ1時間くらい残ってたのでマイペースに走って、河川敷からロードに上がる辺りでまたオッサンがいました。
走り終わってストレッチしてました。
私は横を走り抜けます。
「ナイスラン!私はまだまだ走るんですけどねー」
と声をかけたい欲求に駆られましたが、大人げないのでやめました。

その後はモチベーションが下がりまくりボロボロでした。
ついでにプールで泳いでしまいました。

疲れましたー