自分を捨てた父の歌

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さっき観たもの、『グッバイ・アンド・ハロー 父からの贈りもの』。
伝説のシンガー、ジェフ・バックリィの無名時代の話。かつて自分を捨てた父、ティム・バックリィのトリビュート・コンサートに出演依頼される。ティムは28歳で他界するまで、9枚のアルバムを残した偉大なミュージシャン。ほぼ会ったこともない父に対する憎悪はもちろんあるのだが、その歌を自分が歌うことにより解放されて行く過程が素晴らしい。ジェフはこれをきっかりに才能を開花させ、後の『グレース』をリリースすることになる。こちらもすぐ死んでしまったが。
ジェフ役のペン・バッジリーが凄い。歌うまい。当てぶりじゃないらしい。