嫉妬、それは誰もがよく知っているひとつの謎

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『ウィークエンドはパリで』は予想以上に深い作品だった。ラブコメだと気安い気分でいたら裏切られた。とても胸にしみて、悲しいような真実のような面白いような、複雑なものだった。
そして二本目に観るのは、『ジェラシー』、フィリップ・ガレルの新作。このひとの作品はどれも好き。決して面白いわけでも感動するわけでもない。ただ詩心をグッと刺激する。モノクロの美しい映像に見えるのは、厳しい恋愛模様で、何度歌詞に使わせてもらったことか。この新作ではまた息子のルイ・ガレルが主役を演じる。とても味のあるイケメンで大好きな俳優。『わたしはロランス』の第一候補でもあったらしい。もっともっと出てきてほしいひとだ。