『ハンナ・アーレント』『アクト・オブ・キリング』に続く”悪の実態”

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『革命の子どもたち』は興味深い作品だった。わたしの世代には曖昧な理解しかない革命。首謀者たちが何を思い、どう世界を変えたがっていたのか、少しわかったような気もした。娘の視点からの物語というのも入り込みやすい。学生運動がオンタイムだったひとは勿論、もっと若いひとたちにも届くだろうと思う作品だった。
場を移動して、これから観るのは『消えた画 クメール・ルージュの真実』。13歳でクメール・ルージュの大虐殺から生き延びたというリティ・パニュ監督が、誰も経験したことのない人生を初めて描いた作品。土人形を使い表現した苛酷さ。フィクションのようなドキュメンタリーのような・・・
『ハンナ・アーレント』や『アクト・オブ・キリング』に惹かれる私にとっては非常にそそる作品。楽しみ。