ランナウェイ 逃亡者

ロバート・レッドフォードは凄い。いつもやる気満々だ。新作もいい。『ランナウェイ 逃亡者』は1960年代より活動していた実在の過激派グループ、ウェザーマンをモデルに描いた物語。
主演も兼ねているロバート・レッドフォードはウェザーマンの幹部ニック・スローンで、名前を変え30年もの間、別の人生を歩んでいる。人権問題を扱う弁護士の彼は11歳の娘を持つシングルファーザーとして穏やかに暮らしている。
しかしある日、昔の同胞シャロン・ソラーズ(スーザン・サランドン)が逮捕されたことにより身が危うくなってくる。野心家の新聞記者ベン・ショパード(シャイア・ラブーフ)にも追いかけられ、FBlにも気づかれ逃亡を決意する。
過激派のウェザーマンが何だったかというと、ベトナム戦争を反対してた組織。それだけならラブ&ピースなフラワーチルドレンと変わらないが、彼らは過激派。政府機関へ爆破テロを繰り返したり、一番問題になったのは活動の際に警備員が死んでしまったことだった。
直接手を加えたのでなければ逃げなくたっていいのに、と観ていて思う。それはそれなりの理由があるわけなんだ、なるほどと納得。
レッドフォードは社会派の映画人としてもう認識された感がある。私のイメージはイケメンのエンターテイメント系俳優なんだけど。やりたいことは今回のような作品なのだろう。10月5日よりロードショー。
lukiオフィシャルサイト
http://lukirock.com