なんちゃって迎え火

周りの家で火を炊いてるのでお盆なんだと気付く。
入院中の母に聞くと「今年はやらないでいいわよ」と言う。
「そうだね。あたしひとりの家に死んだひとがぞろぞろ来ても困るし」と言う私。
しかし考える。こんなときこそ、あちらの方々のパワーを期待しても良いのかなと。
急遽、ひとりで迎え火なるものに挑戦。

とりあえずなんか木みたいなの燃やすんだよね、あ!割り箸がある、野菜で動物作るのとか見たことあるし~、胡瓜に串を刺してみよう!目とか耳はどうする?胡麻とかチェリーとか使うの?林檎のウサギでもいいのかな?
と馬鹿丸出しだが、ひとりなので誰に突っ込まれる心配はない。
要するに玄関先で火をお越し、死んだひとに「お帰りなさい」だの「いらっしゃっい」だの言って迎えたようなパフォーマンスをすればいいわけだ。そしてその火を線香に移し仏壇に供えたら完成だ!
私でもできるぞ。
「どーか、母が早く歩けるようになって、介護生活になりませんよーに」と丁重にお願いしておいた。死んだ方々に。
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