- 公開中の『クラウド アトラス』、長い夢を見るような作品だった。
６つの時代の６つの話。映画としてのジャンルも違う。海洋冒険ものに、ヨーロッパ文芸系、サスペンスにコメディにSFと幅広い。っていうか広すぎだろ～！と若干お腹いっぱい感もする。
でも面白いのが主要キャストが何役もやってるとこ。数えたら５つや６つもやってた。特殊メイクが凄くて全ての判別は不可能。性別も人種(クローンとか宇宙人的なのも含む)も変わっちゃってる。
演じてる役者さんも、相手が誰だかわからなくてやってたそうだ。エンドロールで誰が誰だか明かされるので、最後まで観るべき。
革命家のぺ・ドゥナが凛々しく美しかった。「いのちは自分のものではない、子宮から墓場まで人は他者とつながる。過去も現在もすべての罪が、あらゆる善意が、未来を作る」というメッセージは力強く響いた。
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