恋する輪廻
- 2013年3月21日 17:32
カテゴリー: 映画
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私の頭の中では、オ~ム・シャンティ・オ~ム♪という歌がヘビーローテーション。
久しぶりに観たインド映画『恋する輪廻』の中で流れてた。ボリウッドパワーは半端ない。マイナスしようとか、さりげなくするとか、シックにするとか、彼らの中では存在しない観念だろう。
ひたすら濃いプラス思考、泣くときは号泣、愛するならば宇宙の果てまで愛する。
でもお国柄、ラブシーンの規制はある。余計に過剰になってくるダンスシーン。恨み事は輪廻思想に基づいて、因果応報という正義として描かれる。
なんでもごちゃごちゃのマサラが私は好きだ。インド料理をよく作るのだけど、和風や洋風との大きな違いは、ダシやスープストックを使わないとこだと思う。スパイスの組み合わせにより深い味わいが生まれる。植物性の材料でも、ダシなどなくて成立する。そんなインド料理を生み出す力は、映画世界にも生かされている気がした。
昨今の日本映画みたいな、ノーメイク風の等身大女と植物系男ばかりが出てきて、低体温の演技をする世界とは全くちがう。髪をかき上げたり、サングラス取るシーンもスローモーションにするインド映画。精力男と巨乳女のギンギラリンな世界。
インド映画を好きでいる為に、頑強な胃腸を維持しなければと思った。